先日の方が、私のアドバイスを受けて、自分なりに描いて持ってきました。
すごく、良くなりました。
しかし、まだ、知らないことがたくさんあるようで、今日は、私の目の前で描くということをやってもらいました。
ーーーーーーー
私が驚いたことは、黒を持っていないことでした。
だから、派手な色ばかり使ってしまうのです。
また、きれいに描くことばかり、考えています。
そのため、「汚すことを覚えないと、深くなりませんよ」と話しました。
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この方は、私が教えた生徒たちの絵に感動してどうしてあのように描けるのだろうと思っていたというのです。しかし、180枚以上も描いていながら、黒を使ったことがなかったと言います。
確かに、印象派の画家は黒を使いませんでした。
分かっている人ならいいのですが、わからない人が黒を使わなかったら、彩度を落とすことが出来ません。
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だから、今日は敢えて黒を混ぜて、色の彩度を落とすことを教えました。
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実は、先日写真を撮るのを忘れました。先日の状態を撮影しておけば、今日どのくらい良くなって持って来たかが、わかるのですが、残念でした。
この二枚を比べてください。
今日は、バックを汚すことをやってみました。
左下の影の部分に、黒を使って暗くしました。黒そのものではなく、暗い青を作ったのですが、本人は暗い青の作り方を知らなかったので、黒を混ぜてくださいと言われて、びっくりしていました。
ウルトラマリンに黒を入れて、暗くしたのです。黒を使わないなら、どうやってそれ以上暗い色を作るのですか?と逆に私が質問しました。
ウルトラマリンをそのまま使ったのでは、派手になってしまい、落ち着いた暗さになりませんよと話しました。
黒くなりすぎたら、少し白を混ぜますと言ったら、また、びっくりしていました。
どうも、薄塗りのテレビの指導を見ているだけなので、あの淡彩画の描き方をうのみにしているようです。それでは、ダメなのです。
自己流とは言いつつ、テレビの指導をそのまま受け入れているのです。
それでは、本庄第一の生徒のような絵には永遠になりませんよと話しました。
絵を深くするには、一度汚すことも覚えないと、本当の深さは掴めないということを今日は何回も話しました。
薄塗りの淡彩画では、油絵と戦えませんと。
ーーーーーーーーー
この絵では、バックの壁と床をいっぺんに描くことも教えました。
つぼの後ろの空間として、同時に扱うことを教えたのです。
つぼの輪郭線も消しました。暗い中の空気ということを知ってもらいました。
また、背景が単調なので、画面の右の外に何かがあると思って、その影でもあるつもりで、背景を汚しましょうと言って、暗くしてみました。
また、葉のグリーンに段階が少ないので、もっと暗い部分を作りましょうと、更に暗いグリーンの部分に陰で使った暗い青を入れてみました。これで、花が更にくっきりと目立ってきました。
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実は、これより前の段階では、花瓶が緑色をしていて、葉の色と同じだったのですが、それでは、カメレオン状態なので、とにかく花瓶の色を変えなくてはだめですと言っておきました。そうしたら、こんなにいい色にしてくれました。だから、花瓶は今日はほとんどいじっていません。左側の輪郭線のあたりをつぶしたくらいです。
しかし、本人は、花瓶が汚くなっちゃって困りましたと言ったのです。
私は、これで、いいんですよと言いました。花瓶が奇麗じゃ花がどんどん死んでしまいますよと。
花が主役なのだから、花瓶が死んでいいのですと。
本当は、花びらも全部つぶして描き込みたいのですが、それをやる勇気はないですかと聞きました。すると、勘弁してくださいと言われたので、やめました。
まだ、花びらが同じ過ぎて本当の質感が出ていないのです。
しかし、一度に多くを求めすぎると、消化不良をおこしますから、今日はこのくらいでやめておきますかということで、終わりにしました。
しかし、とにかくこんなによくなるなんてと驚いていました。
かえすがえす、この絵の最初の段階をお見せできないことが残念です。
風呂屋のペンキ絵と言ったのは、この絵ではありません。それは、風景でした。
この絵は、なかなかいいですよと言われた絵でした。
描き込めばなんとかなるので、これは、仕上げてみましょうということで、やりました。この段階なら、展覧会にも出せますよといいました。
すごく、良くなりました。
しかし、まだ、知らないことがたくさんあるようで、今日は、私の目の前で描くということをやってもらいました。
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私が驚いたことは、黒を持っていないことでした。
だから、派手な色ばかり使ってしまうのです。
また、きれいに描くことばかり、考えています。
そのため、「汚すことを覚えないと、深くなりませんよ」と話しました。
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この方は、私が教えた生徒たちの絵に感動してどうしてあのように描けるのだろうと思っていたというのです。しかし、180枚以上も描いていながら、黒を使ったことがなかったと言います。
確かに、印象派の画家は黒を使いませんでした。
分かっている人ならいいのですが、わからない人が黒を使わなかったら、彩度を落とすことが出来ません。
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だから、今日は敢えて黒を混ぜて、色の彩度を落とすことを教えました。
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実は、先日写真を撮るのを忘れました。先日の状態を撮影しておけば、今日どのくらい良くなって持って来たかが、わかるのですが、残念でした。
この二枚を比べてください。
今日は、バックを汚すことをやってみました。
左下の影の部分に、黒を使って暗くしました。黒そのものではなく、暗い青を作ったのですが、本人は暗い青の作り方を知らなかったので、黒を混ぜてくださいと言われて、びっくりしていました。
ウルトラマリンに黒を入れて、暗くしたのです。黒を使わないなら、どうやってそれ以上暗い色を作るのですか?と逆に私が質問しました。
ウルトラマリンをそのまま使ったのでは、派手になってしまい、落ち着いた暗さになりませんよと話しました。
黒くなりすぎたら、少し白を混ぜますと言ったら、また、びっくりしていました。
どうも、薄塗りのテレビの指導を見ているだけなので、あの淡彩画の描き方をうのみにしているようです。それでは、ダメなのです。
自己流とは言いつつ、テレビの指導をそのまま受け入れているのです。
それでは、本庄第一の生徒のような絵には永遠になりませんよと話しました。
絵を深くするには、一度汚すことも覚えないと、本当の深さは掴めないということを今日は何回も話しました。
薄塗りの淡彩画では、油絵と戦えませんと。
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この絵では、バックの壁と床をいっぺんに描くことも教えました。
つぼの後ろの空間として、同時に扱うことを教えたのです。
つぼの輪郭線も消しました。暗い中の空気ということを知ってもらいました。
また、背景が単調なので、画面の右の外に何かがあると思って、その影でもあるつもりで、背景を汚しましょうと言って、暗くしてみました。
また、葉のグリーンに段階が少ないので、もっと暗い部分を作りましょうと、更に暗いグリーンの部分に陰で使った暗い青を入れてみました。これで、花が更にくっきりと目立ってきました。
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実は、これより前の段階では、花瓶が緑色をしていて、葉の色と同じだったのですが、それでは、カメレオン状態なので、とにかく花瓶の色を変えなくてはだめですと言っておきました。そうしたら、こんなにいい色にしてくれました。だから、花瓶は今日はほとんどいじっていません。左側の輪郭線のあたりをつぶしたくらいです。
しかし、本人は、花瓶が汚くなっちゃって困りましたと言ったのです。
私は、これで、いいんですよと言いました。花瓶が奇麗じゃ花がどんどん死んでしまいますよと。
花が主役なのだから、花瓶が死んでいいのですと。
本当は、花びらも全部つぶして描き込みたいのですが、それをやる勇気はないですかと聞きました。すると、勘弁してくださいと言われたので、やめました。
まだ、花びらが同じ過ぎて本当の質感が出ていないのです。
しかし、一度に多くを求めすぎると、消化不良をおこしますから、今日はこのくらいでやめておきますかということで、終わりにしました。
しかし、とにかくこんなによくなるなんてと驚いていました。
かえすがえす、この絵の最初の段階をお見せできないことが残念です。
風呂屋のペンキ絵と言ったのは、この絵ではありません。それは、風景でした。
この絵は、なかなかいいですよと言われた絵でした。
描き込めばなんとかなるので、これは、仕上げてみましょうということで、やりました。この段階なら、展覧会にも出せますよといいました。