水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

2015年10月23日発行/北海道漁協系統通信6116号

2015-10-23 16:01:22 | 系統通信

56回全道漁協みな貯金運動・中間報告

貯金日残高5,617億円と過去最高を更新、純増560億円

「マリンちゃん定期」51億円、低気圧被害などの影響も

 

TPP大筋合意・農水省が第三次公表

農林水産物の関税撤廃の例外443ライン、全体の19%に

 

ミラノ万博で北海道の食を世界に発信

「北海道の日」3日間で13千人が入場

水産物をはじめ道産食材の評価は高く、輸出の可能性も

 

渡島・胆振スケソウ刺し網の漁獲状況(15日現在)

渡島647トン、胆振505トンの計1,152トン(前年比37%)

 

小樽水産高校創立110周年記念式典

600名が出席 築き上げた歴史を振り返り節目の年を祝福

 

産直工房きたるが道庁赤レンガ前広場でのイベント出展

 

平成27年度JF共済新規加入実績(9月末)

上半期終了 チョコー純新累計実績は約100億円、達成率45% 

根室湾中部がチョコー純新規推進目標達成

 

平成27年度北海道新技術・新製品開発賞

ものづくり部門は(株)ニッコー、食品部門は(有)釧路フィッシュが大賞 

新たな視点での商品開発に大きな評価

 

マッシェルコンクリート利用促進協議会が要請活動

函館市内の関係2機関に陳情 利用拡大求める

 

11月9日から漁協経営推進会議を全道7ヵ所で開催


網走管内秋サケ漁獲状況(10月20日現在) 1047万尾(99%)、3万7271トン(99%)、187億円(105%)

2015-10-23 15:58:47 | ニュース

 網走管内の秋サケ漁獲は、1047万5,283尾(前年同期比99.1%)、3万7,272トン(同99.2%)と尾数、重量ともに前年同期を1%弱下回っているが、金額では187億8,840万円と5.6%上回っている。平均目回りは3.56キロ、キロ平均単価は504.1円と500円の大台を突破した。

 10月上旬に比べ漁獲のペースが落ちており、台風、低気圧による定置網の被害が影響している。下旬の漁獲でどのくらいの挽回できるか注目される。


サハリン業界が流し網禁止の補償求める 高橋知事がサハリン訪問、知事に漁法転換の協力要請

2015-10-23 11:26:59 | ニュース

 道機船連によると、来年1月1日からの太平洋サケ・マス流し網漁業禁止に対し、サハリン漁業者協会はサハリン州のコジェミャコ知事を訪問し、補償などに関わる関係漁業者への状況説明、対話の場を求めた。2010年春の漁業オークションで1隻当たり600トン、16ロットを13社が落札し、その契約期間が2020年までとなっていた。そのため、業界はこの補償を求めているもので、オークション自体がプーチン大統領承認による流し網漁業禁止は不適切との決定に基づき行われたと同協会は主張している。

 なお、高橋道知事は22日、サハリン州のユジノサハリンスクを訪れ先月当選したコジェミャコ知事と会談し、経済交流を強化する方針で一致した。この中で、ロシア水域におけるサケ・マス流し網漁禁止について「本道の水産関係者は、他の漁法での漁業継続に期待している」と述べ、流し網漁に代わる漁法転換への協力を求める意向を明らかにした。コジェミャコ知事は「地元の漁業の発展に向けて日本のふ化や養殖技術を取り入れたい」と述べ、今後も協力していく考えを示したと報じられている。


道と道漁連が中東UAEを調査 ドバイを通じ周辺に食品が供給、水産市場として有望

2015-10-23 10:49:12 | ニュース

 道は道漁連、ホクレンと連携し、道産農水産物の輸出拡大に向けた協議会を設置し、今年から本格的に輸出拡大に取り組む。10月2~7日の日程で、中東UAE(アラブ首長国連邦)最大の都市ドバイなどを訪れ、市場調査を行った。道漁連とホクレンは9月にタイで道産食材の展示即売会「北海道フェア」を開いている。

 市場調査の視察を行ったのは、道水産林務部の遠藤俊充水産食品担当課長、農政部の河野秀平6次産業化担当課長、道漁連の重岡徳次常務、石坂英文ノースコープぎょれん取締役営業部長。

 遠藤課長によると、ドバイは中東でも道産水産物の有望な市場で、ハブ(物流拠点)として首都のアブダビや周辺諸国、アフリカにも食材が供給されているという。アブダビではジュメイラット・エティハド・タワーホテルの隣のビル1階にある和食レストラン「Tori No Su」には道漁連の取引先であるダイショー(タイランド)を通じてコスモ石油の子会社「サミットトレーディング」が道産水産物を卸している。同レストランでは今月18日~30日まで「北海道フェア」を開催し、キンキやサケを提供する。また、ドバイで2店舗の和食レストランを経営する「弁当屋」の主人は道産子で、11月から「北海道フェア」を開催する。

 現地では、ホタテやサバ、タコ、サケ類、ワタリガニなど日本に馴染みのある水産物が流通しており、和風レストランの数も多い。しかし、スーパー店頭のホタテ玉冷がキロ9千円~1万円、寿司が一貫400円程度と高く、外食は1品3千円など富裕層が主体。ただ、ドバイでは産地市場と消費地市場を兼務しているようなマーケットがあり、近くの漁港から揚がった地場の魚も扱っていたという。

 道産食材の販促イベントでは、11月にイオン中国(北京)が全土の100店舗で「北海道フェア」を開催し、ホタテや毛ガニ、サンマなどを販売する。