道機船連によると、カムチャッカ海洋漁業研究所カムニロは、2015年漁期開始から10月12日までの極東地域秋季タラバガニ操業概況を発表した。西カムチャッカ海域でのタラバガニ漁獲量は1,704トンで、TAC開発力は32.0%となった。一方、カムチャッカ・クリール海域では、今年漁期開始からタラバガニが1510トン生産され、TAC開発率は73.7%となった。
道機船連によると、ロシア農業省は10月7日、2016年のロシア海域のTACを承認し、極東海域のカニ類の漁獲上限を設定した。2016年のカニ類のTAC全体量は66,285トンで前年より6,520トン増加した。主な魚種別では、ズワイガニ(オピリオ)ガ22,045トン、同(バルダイ)3,057トン、タラバガニ10,248トン、アブラガニ7,487トン、イバラガニ4,445トン、トゲズワイガニ8,083トン、ベニズワイガニ7,640トンなど。全体に前年度より増えているが、特にタラバガニは1,351トン増えて1万トンを超えた。海域別では北オホーツクが18,899トン、日本海沿海地方が15,016トン、西カムが10,698トンを占める。なお、バレンツ海のTACは8,750トンで、タラバガニが7,150トン、ズワイガニ(オピリオ)が1,600トン。
道機船連によると、今年漁期開始から10月6日までロシア漁業者による漁獲量は、前年同期を5.9%上回り、344万2,800トンに達した。
海域別では、極東で226万3,600トン生産され、前年同期を5万4,200トン上回っている。このうちスケソウは142万1,900トンで、前年同期を8万9,600トン上回っている。
北部海域は45万100トンで、前年同期を1万5,500トン下回り、マダラ漁業も31万2,500トンで前年同期を5万5,900トン下回った。
バルチック海は4万3,200ンで、9,500トン上回り、アゾフ・黒海が6万400トンで、前年同期を3万400トン上回る生産となっている。カスピ海は2万3,200トンを生産し同じく1,100トン上回った。
なお、外国水域は35万9,500トンで同6万3,300トン上回り、国際協定海域・公海部分では24万2,800トン生産され、4万9,800トン上回った。
10月6日に初水揚げした渡島・胆振のスケソウ刺し網は、15日までに渡島が647トン、胆振が505トンを漁獲し、合計1,152トンをと前年同期の37%にとどまっている。10月に入り低気圧や台風の影響でシケが多く、操業日数が限られており、水揚げ回数は少量を除き、渡島、胆振とも4回と少なかった。価格は良くキロ100円以上で取引されている。
10月に入り低気圧・台風の被害相次ぐ
サケ定置網や水産施設の破損、漁船や漁港の被害も
全道秋サケ沿岸漁獲高(10月10日現在)
2,434万尾(3.4%増)、407億円(8.3%増)
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平成27年度第2回釧路成昆布共同値決会
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全道JF共済推進協議会
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