道機船連によると、ロシア漁業庁は2015年極東地域カニ操業会議を開催した。2015年漁期開始から10月19日までの極東海域におけるタラバガニの生産量は3,700トンを超え、前年同期を536トン上回っている。西カムチャッカ海域でのタラバガニ漁獲量は2,000トンで、TAC開発力は40.0%となった。一方、カムチャッカ・クリール海域では、1,660トンが生産され、TAC開発率は84.0%となった。
西カムでは中型漁船27隻が着業し、15隻が活カニ、12隻が冷凍製品の操業を行っている。カムチャッカ・クリールでは18隻が着業している。
西カムでは10月10日からアブラガニ、15日からイバラガニ漁業が再開され、19日までの漁獲量とTAC開発率は3,130トン(92%)、106トン(34%)となっている。カラギン海域のズワイガニ(オピリオ)は、TACの96%を開発し、終漁した。