水産北海道ブログ

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ロシア極東地域カニ操業概況(10月19日) 西カムで2,000トン、TAC開発率32%

2015-10-26 13:26:56 | ニュース

 道機船連によると、ロシア漁業庁は2015年極東地域カニ操業会議を開催した。2015年漁期開始から10月19日までの極東海域におけるタラバガニの生産量は3,700トンを超え、前年同期を536トン上回っている。西カムチャッカ海域でのタラバガニ漁獲量は2,000トンで、TAC開発力は40.0%となった。一方、カムチャッカ・クリール海域では、1,660トンが生産され、TAC開発率は84.0%となった。

 西カムでは中型漁船27隻が着業し、15隻が活カニ、12隻が冷凍製品の操業を行っている。カムチャッカ・クリールでは18隻が着業している。

 西カムでは10月10日からアブラガニ、15日からイバラガニ漁業が再開され、19日までの漁獲量とTAC開発率は3,130トン(92%)、106トン(34%)となっている。カラギン海域のズワイガニ(オピリオ)は、TACの96%を開発し、終漁した。


ロシアの今漁期漁獲量約351万トン、6%増 極東は約230万トン、前年同期を6万トン上回る

2015-10-26 13:25:57 | ニュース

 道機船連によると、今年漁期開始から10月13日までロシア漁業者による漁獲量は、前年同期を6.4%上回り、351万1,400トンに達した。

 海域別では、極東で230万4,800トン生産され、前年同期を6万3,300トン上回っている。このうちスケソウは143万6,400トンで、前年同期を9万2,100トン上回っている。

 北部海域は45万9,000トンで、前年同期を1万5,200トン下回り、マダラ漁業も31万6,100トンで前年同期を5万7,600トン下回った。

 バルチック海は4万4,600ンで、1万400トン上回り、アゾフ・黒海が6万1,300トンで、前年同期を3万900トン上回る生産となっている。カスピ海は2万3,600トンを生産し同じく1,100トン上回った。

 なお、外国水域は37万2,500トンで同6万7,000トン上回り、国際協定海域・公海部分では24万5,600トン生産され、5万1,900トン上回った。


渡島・胆振スケソウ刺し網の漁獲状況(21日現在) 渡島1,228トン、胆振717トンの計1,945トン

2015-10-26 13:23:49 | ニュース

 10月6日に初水揚げした渡島・胆振管内のスケソウ刺し網は、21日までに渡島が1,228トン、胆振が717トンを漁獲し、合計1,945トンをと前年同期の45%にとどまっている。TACの10月上限(8,000トン)消化率は24%。この時期で2,000トンを切り、記録的な不漁との心配も出ている。10月に入り低気圧や台風の影響でシケが続き、前半は休漁が多かった。15日以降は操業日を確保できているが、薄漁となっている。漁船は21日現在、渡島から41隻、胆振から60隻が操業したが、水揚げは合わせて86トンにとどまった。