日本海沿岸(刺し網・定置)で獲れるニシンは、2月10日現在で733㌧と前年同期に比べ38.3%増加した。
今シーズンのニシン漁は、2月に入って好漁が続き、石狩湾漁協が550㌧と同44.3%増。後志管内も184㌧・
同26.8%増となっている。
道総研中央水試の漁獲物調査によると、尾叉長30㎝以上の大型魚が多く、4年魚(2016年級)が半分以上
を占めている。メスはほとんどが完熟状態。
2月中旬に入っても厚田地区では50㌧前後の漁獲が続き、16日には37㌧、17日には27㌧の水揚げとなった。
全道的にニシンの漁獲が見られ、価格が㎏100円を切るレベルに落ちたため、小樽市漁協や石狩湾漁協では
休漁をはさみながら需給調整、価格安定に努めている。