水産北海道ブログ

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2024全国秋サケ来遊状況(12月31日現在) 河川を含め総来遊量1,785万尾・前年比78% 平成以降で最も数なく、平均同期比35%にとどまる

2025-01-26 21:52:34 | ニュース
 国立研究開発法人水産研究・教育機構(水産資源研究所さけ・ます部門)は1月17日、11道県(北海道、青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、秋田県、山形県、新潟県、富山県、石川県)における2024年サケ来遊数速報値(12月末)をまとめ公表した。それによると、捕獲数は213万7千尾と前年同期の61%と不振を極め、採卵数は10億7,015万粒と同81%にとどまった。漁獲数は1,572万尾と同81%。漁獲量は4万6,411㌧(同79%)。河川での捕獲を含めた総来遊量は1,785万尾と同78%にとどまり、1989(平成元)年以降で最も少なく、2023年までの平均同期比で35%となった。平均目回りは2.96㌔で3㌔を切った。漁獲金額は487億7,959万円(同126%)と跳ね上がった。
 総来遊量を道県別にみると、北海道が1,765万尾(前年同期比78%)で、平成以降3番目に少なかった。平均同期比では日本海、オホーツクに比べ、太平洋側の落ち込みがめだつ。本州は20万4千尾(同73%)で、太平洋、日本海ともに平成以降最も少なかった。山形が5万2千尾(86%)、岩手が4万尾(同97%)、青森が3万6千尾(同61%)、新潟が3万5千尾(同65%)、秋田が2万8千尾(59%)となっている。

ロシア春季オホーツク抱卵スケソウ操業(1月19日現在) 64隻が9万2千㌧を生産、極東全体では13万5千㌧

2025-01-26 10:12:56 | ニュース
 道機船連によると、2025年のロシア春季オホーツク海抱卵スケソウ操業(Aシーズン)は1月1日からスタートし、19日までの生産量が9万2千㌧となった。この操業は4月9日まで続く。極東海域全体のスケソウ漁獲量は13万5千㌧。
 なお、ロシアの2024年漁期スケソウ漁獲量は、業界取りまとめで199万8,300㌧に達し、前年比2%増、3万8千㌧上回った。この数字は記録的なもので、米国の135万㌧を大幅に上回っている。

2025年(令和7年)1月24日(金)発行/北海道漁協系統通信第6849号

2025-01-26 10:11:55 | 系統通信
令和7管理年度ブリTAC設定の意見交換会
初のTAC(ステップ1)10万1,000㌧を提案

R6年度道磯焼け対策会議
講演「気候変動下においてコンブとウニの生産を存続させる方策」
「循環型藻場造成『積丹方式』」の取組みなど3名から事例報告

令和6年度ニシン漁獲物漁期前調査 卵巣の成熟を確認

水産・食料研究会の第151回講演会
気候変動による資源への影響と漁業の対応をテーマに

令和6年度広尾第2回昆布共同値決会 前回同で妥結

魚類陸上養殖にICT 宮城県とNTT東日本が連携協定

「海業の推進に取り組む地区」を募集(水産庁)
2月21日(金)午後5時までに必着

全国漁協組合学校の学生募集
2月4日必着、一般入学・現職者入学の願書提出期限

サロマ湖養殖漁協 新組合長に湧別漁協の阿部組合長