本道沿岸のスケソウ漁業は盛漁期を迎えているが、道水産林務部漁業管理課が集計した1月末の報告によると、道南太平洋(日高〜渡島)の刺し網による漁獲状況は11月〜1月までに約1万6千㌧と前年同期に比べ26%増となっている。
管内別にみると、日高が2,427㌧で前年同期の292倍、胆振が5,335㌧で同57%、渡島が8,030㌧で同252%となっており、渡島が好調。月別では11月1,927㌧、12月8,600㌧、1月4,643㌧で、12月をピークに漁獲は減少しつつある。しかし、道総研函館水試の調査ではスケソウの魚探反応が前年同期を上回り、魚群反応の強い海域は胆振沖(白老〜苫小牧沖)とされ、2月から終盤の挽回が期待される。TAC4万6,400㌧に対する消化率は34%(前年45%)。
一方、日本海は後志管内の刺し網のみの200㌧と前年同期の47%にとどまり、TAC5,894㌧に対する消化率は3%(前年14%)。
そのほか、オホーツク海、道東太平洋、根室海峡を含めたスケソウ漁業、その他漁業を含めた全道合計は2万1,435㌧で前年同期の74%でTAC消化率は24%(前年33%)。
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