病院の入り口に置かれている盲導犬募金とか
コンビニのレジ横の震災の募金とか
支援者が呼びかける 〇〇さんの手術のための渡米を助ける募金とか
コープや通販生活なんかで募っている 外国の方々への様々な支援のための募金には
ためらいはないのに、
街中で通路を挟むように左右に分かれて10人くらいで大声で呼びかけている募金には
いつも凍り付いてしまいます。
今日は駅前のあちこちで 制服を着た中学生たちが 「〇〇募金にご協力お願いしまーす」と
連呼していました。
私の耳には鬼気迫る声に聴こえます。
心臓がドキドキします。
5人1組くらいで 道の左右にならんで 通行人はその真ん中を歩かなければならないのです。
生徒の後ろには先生らしき人が2人いて
「いいぞ、声出てるぞ」と声掛けしていました。
もう少しなごやかなら もう少しさりげなければ もう少し・・・・・
いや 違う、私が悪い。ああ、ごめんなさい・・・・。
入れるのも 入れないのも 全部の目が見ているのです。
怖いです。
入れたらその瞬間 全員から一糸乱れぬ「ありがとうございまーす」がくるのです。
穴があったら入りたいです。
「どういたしまして。あなたたちも寒い中ご苦労様。」くらい言える大人に
なりたいのですが、まだなれていません。
私は 強制されることがとてもとても ダメなのです。
苦しくなってしまうのです。
中学生たちは強制なんてしていないのに、私の脳は勘違いして反応してしまうのでしょうか。
募金活動をしている人たちにはなんの罪もないし
もしも我が子がそこにいたらとても誇らしく思うのでしょうが
私はといえば今日もまた 小走りで駆け抜けてしまうのでした。
この辺のことに そのうちなんらかのけりをつけたいと ちょっと思ったりしています。