私は会話の中で何かを説明するのがヘタみたい。
ムスカ大佐(夫)は
「意味がわからん、もう一度はじめから話せ!」
「わかるように話せ」
「ほんとに話がヘタだな。何が言いたいのかさっぱりわからん」
しょっちゅう言う。
大佐曰く、私に自分がダメダメなことをちゃんと自覚して欲しいから、
あえて言葉のセレクトを厳しくしているそうだ。
それじゃあ大佐の思う壺だよって感じに、私は焦って余計にカラ回るので、
この発言をされたときには 逆にものすごくスマートに一言でさくっと答えられるよう
自主トレをしている。
・・・・っけ!!
その点息子は大違いだ。
「んーーー母ちゃん、ちょっと待って、まず落ち着こう。
それからお願い、説明をもうちょっと頑張ってみて。」
とユーモラスな言い方で私を励ましてくれる。
そして話しやすいように待っていてくれるし
「母ちゃんが言いたいのはこういうこと?」と確認してもくれる。
息子の言葉のセレクトはソフトで紳士的でとてもセンスが良い。
それに私とのやり取りを楽しむ余裕もある。
多分 ムスカ大佐を育てたのは三相女神さま(義母)で
息子を育てたのが私だから、その違いが出てるんだと思う。
・・・・と思ったら息子が言った。
「卓球の解説とか聞いてると言葉の勉強になるんだ。
丁寧に親切に分かりやすく話してくれて、そういうところから覚えることは多いんだ」
・・・そうだったの・・・