金曜日の深夜、だいぶ酔っぱらったムスカ大佐(夫)から電話があった。
明日には単身赴任先から帰ってくる予定なのに
それを待たずに電話とは珍しい。
大佐は酔った勢いで仕事の愚痴を言った。
いつもより弱気な発言や苦しさも吐露していたから心配になった。
その夜イヤな夢をみた。
翌日帰省した大佐にそのことを話して
昨日の電話で私も不安になったんだと思う言うと
「いやー申し訳なかったね、口では散々言っちゃうけど
うーさんに聞いて貰いたいだけだから気にしなくて大丈夫」
知ってた知ってた、そうだった、わかってたんだけど。
家族内での私の役目は、何を聞いても、誰が落ち込んでいても
一緒に浮き沈みせずに
いつも通りでいることだったのを一瞬忘れてた。
私はどーんとしていればいいんだった。
うっかりした。
それから昨日のあの落ち込み方は何だったのってくらい
すっかり何事もなかったように
ケロッとして幸せそうな(←勘違いかも)大佐を横目でみながら
(思えばこの人は話を盛るというか
いつも大袈裟な物言いをする人だったわ)
と思い出した。
誰だって
どんなに大変な中で頑張っているかとか
理不尽なことがあっても放り出せないからやるしかないんだとか
頑張ってることを知って欲しいとか
思う時あるよね。
吐き出してすっきりしたいよ。
私はそういうのすぐ忘れて
ダメ出ししそうになる(いや、している、確実に)んだな。