この映画に出てくる大空小学校は「不登校0」を目指している学校です。
映画の中には沢山の子どもたちが登場しますが、
「少し(長く)休んだ方がいい時期の子ども」と
「学校がどうしても合わない子ども」のケースは描かれていません。
「学校がどうしても合わない子ども」に学校がまわりが添おうとしていく(本人も頑張るけど)という
姿が描かれています。
「学校へ通うという方法」以外の選択肢には触れていません。
不登校0へのチャレンジをしているだけで(それも別に売りにしてない)、
不登校を否定している訳でもありません。
ですが、
「やっぱり学校へは行かせたほうがいいのか」と思ってしまいそうな人や
過去に学校とのやりとりで傷を負ってしまった人や
「得られたかもしれない学校生活」に思いを馳せて喪失体験にしてしまいそうな人や
今「ある」ものよりも「ない」ほうに目がいって苦しくなってしまいそうな時期の人は
観ない方がよいかもしれません。
傷を深くしないとは言い切れませんし時期ではないかもしれません。
実際、途中で退席される方もいました。
傷をお持ちでも、割と何事も自分にプラスになるような解釈の仕方をする体質の方や
これはこれで勉強になった、一方で自分は自分だな、と
分けて考える両立?タイプの人は
機会があれば、是非是非にとおススメ致します。
今回の映画では言いたい放題、やりたい放題の個性的な子(まわりの人は大混乱)を取り上げていて、割りとエネルギー及び主体性の強い子どもにスポットを当ててる。
それから貧困。
親の無関心。
家で何日も食べてないとか、親が留守がちで生活が乱れ学校どころじゃない子とか。
そっち方面を描いてるかな。
だから口では「学校なんか行きたくない」って言ってても、学校は登校にこだわってる。
いい補足ですね。
おそらくこの学校はとてもポジティブで熱意あふれる感じなんですね。