月曜日のBSフジの時代劇、鬼平犯科帳が
「血頭(ちがしら)の丹兵衛(たんべえ)」だった。
小房の粂八(こぶさのくめはち)が平蔵の密偵になる出会いの回だ。
見始めて、
丹兵衛の役で日下武史が出て来た瞬間
日下武史できたか!と。
やっぱりゲスト役者次第で期待度はぜんぜん違う。
それから話と全く関係ないんだけど、
盗み働きをした家の金箱に、自分の仕業だとわかるように置いてくる
「血がしらの丹べえ」の刻印のある木札の字がとても好きだった。
あんな愛嬌のある字を書きたいです。
中村吉右衛門は長谷川平蔵のときの色気が好きだ。
話の終わりの方に登場する「蓑火(みのひ)の喜之助(きのすけ)」という
よぼよぼのお頭が随分といいなぁと思ったら島田省吾だった。
よぼよぼなのに盗み仕事は粋で鮮やか、
ちょっとしか出てこない役なのに印象に残り、話の後味を良くしていた。
老練さが役と重なってしばらく余韻が残りました。
役者次第で面白さが変わってしまうのだから、役者は責任重大だ。
最後のシーンで「長谷川様お供します」と平蔵に駆け寄る粂八もとてもよかった。
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