先日のブログで「ニシノユキヒコの恋と冒険」(川上弘美著)のニシノユキヒコが
中学時代の私の同級生のイメージに被るって書いたと思います。
そしてその同級生の事をもういない気がするとも書きました。
なぜもういない気がするのかというと、実はだいぶ前ですが夢で見たのです。
それは彼が遠くへ旅立つ夢です。
まったくなんて突拍子もなく自分勝手な夢を見るのでしょう。
実生活と何も関係のない夢ですよ。
恐ろしく変わった夢で、これって私が考え出した話なんだと思ったら自分が怖くなりました。
その夢の中で彼は、人生の終焉を口にして去っていきました。
「まずい!」と思った私は後を追ったけれど、
彼は目の前で電車に乗って行ってしまいました。
私は別の電車で後を追いかけたのですが、すれ違ってしまってどうしても会えませんでした。
「なんとか引き止めないと!」
・・・・・・目が覚めると号泣していました。
とても嫌な夢です。
その後、私はその同級生の消息が気になって2~3人の友人に聞いたりしましたが
知っている人はひとりもいませんでした。
以来そのままです。
元気でいて欲しいと願っています。
そして昨日、
よしもとばななさんの「どんぐり姉妹」という小説を読んでいて同じ場面に出会いました。
「どんぐり姉妹」の妹のぐりちゃんが、同じように夢の中で初恋の人の死を予感してしまうのです。
ネタバレしちゃうので詳しくは書けないけど・・・・・・・
(「どんぐり姉妹」には美しい写真が 数か所 差し挟まれています。)
内容も知らずに図書館でたまたま手に取った
「ニシノユキヒコ」を読んで、そして今度は「どんぐり姉妹」を読むなんて
いろいろ考えちゃって ちょっと泣けてしまいそうな気分です。
私の見た夢が何かの暗示だとは思わないのですが、
昔みた夢を、本を読んでまた思い出している自分自身が気になります。
そのうち吹っ切れるかな。
とまあ そんな今日この頃です。
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