全336ページ中、ようやく111ページ目が読み終わりました。
どうしよう。
ああ、どうしよう。
文章は好きだけどなかなか内容に興味が湧いてこない・・・・・・・
もう少し先まで読めば面白くなってくるかな・・・・・と閉じかけては開いてここまでたどり着いたけど。
1年くらい前「王様のブランチ」で本仮屋ユイカに紹介されてすぐ、期待度マックスで図書館に予約を入れて
このたび漸く手にした本書「聖なる怠け者の冒険」(森見登美彦)ですが、
不本意ながら筆を折る、いや違う、静かに本を置くことにします。
ちまたでは大人気なんですよ、実際(・・・のはずです)。
だって、ほら。
私も1年近く待ちましたもん。
でも相性の問題は、、、、、いたしかたありません、としか言いようがありません。
私にもう少し根気があったら、未知との出会いを求めて探究を続けられたことでしょうに。
森見さんのせいじゃありませんね。
それに作品のせいでもありません。
ひとえに私の趣味趣向の問題です。
みて下さい、この本。
宝箱のように素敵な装丁でしょう?
表紙、そして挿絵を描いたフジモトマサル氏のなんと素晴らしいこと!
私はこの絵に魅せられて、なかなか読むことをやめる決心がつかなかったのかもしれません。
「何言ってるの!この本が断然面白くなるのは112ページめからなのに」という方がおられましたら
是非こっそり教えて下さい。
むしろその方が心が痛まなくてすみますんで。
なんかね~~いまどきの人ってかんじぃ~~。
世界観がね~~、もう漫画ですわ。
このひととか万城目とか(しゅららぼんって何さ、しゅららぼんって、あと鹿がしゃべるとか)
有頂天家族ってやつがアニメ化されて、独特の作画で話題になったのねん。それが又作品にあってたんだけど、小説として辛いもんがあるというか。
その後読んだペンギンハイウェイって作品も、道路にどこからともなくペンギンがわらわらあふれてくるって話で。
といっても、シュール感はないの。
ひたすら漫画的。駄目。昭和はのめりこない。昭和には無理!ってことでさしたる罪悪感もなく、読むのやめました。
何かこう、ヘンすぎる。
作品に入り込む隙間を探せなかった。
そうか、私が昭和だからなのか。
意味の見いだせないものに時間をさけない体質を、学校で小学生の頃からこれでもかと叩き込まれちゃったからか!
実は映像化ありきの作品なんじゃない?
(私の大好きな)オダギリジョーとか松田龍平あたりに演じてもっらって、
人間関係の独特の「間」を楽しんで貰おう的意図があるのでは。
文字では難しいけど、拡大解釈して面白く見せる演出家がいるかもよ。
「時効警察」とか「コシヒコ」みたいに深夜枠で。