昨日はクタクタに疲れて帰った。
このまま何もせず寝てしまいたい。
夕飯のメニューは決まってるのに、今から作るのかと思うと気が遠くなる。
家に帰ると息子が言語と非言語でネガティブな心模様を伝えてくる。
大事なサインなんだけど、正直しんどい。
すぐに答えが見つけられたり、手を打つことの難しい、割と難解な問題だから。
でも見ない振りして先送りすれば、後々もっと大きくなって直面することになるんだろうな。
・・・なんて、私の脳みそはその時点で色々な可能性を巡らしている。
どうしよう?
おおもとの問題は何だ?
何が出来る?
何もしない?
ちょっとでもいい感じにするには?
自分の中に「これだ」という答えがないので、考え悩み苦しい時間が大半をしめる。
逃げることも出来る。
でもこれは逃げていれば時が解決してくれるような質の問題でもない。
同時に感情にセーブをかける。
疲れていると感情に支配されてしまうことが多いから。
私は思う以上に常に脳を使っているのです。
「自閉っ子の心身をラクにしよう!」(栗本啓司著 花風社)に書かれていたけど
バンザイして寝ている人は脳が疲れているんだって。
私はバンザイしないと寝られない。
バンザイ以外で寝られない。
直接問題は解決しなかったけど、話してるうちに少し心持ちが変わってきたのか
「今日は一緒に夕飯作るよ」
と息子が言った。
向こうから言ってきたのは初めてかもしれない。
「なんか・・・やってみたくなった」
そこからはスイッチも切り替わって俄然楽しくなった。
息子はこんにゃくステーキを作った。
たれを調合して
味がしみ込みやすいように6面に包丁を入れてくれた。
肉豆腐は
「豆腐を8等分して」って言ったのに
「これじゃあ味がしみ込まないから崩す」
と言って、鍋の中で豆腐をぐずぐずにしてくれちゃった
白濁した感じが・・・見た目キレイじゃないけど・・・味沁みは断然よくなった。
私はこんにゃくステーキにパラパラとかける鷹の爪を切った手で
うっかり顔を触ってしまい(手は洗ってたんだけどね)
少しだけ涙目で息子の隣に立っていたのでした。