ハナウタ うたこの「宝物がいっぱい」

自分にとっての「好き」や「嬉しい」を集めて綴る、ささやかなことのブログです。

県境の神社へ

2018年03月21日 | 🐤 日記

有給消化のため

3月末までに4日も休みを取らないとならないムスカ大佐(夫)に頼まれて

家族旅行に行って来ました。

引っ越しシーズンで、私の仕事はかき入れ時なんですけどね。

でもそれは言わない約束。

 

息子(←県境好き)のリクエストに応えて

栃木県と茨城県の県境に立つ「鷲子山上(とりのこさんしょう)神社」、

通称「ふくろう神社」に行って参りました。

 

薄曇りで寒かった。

さいたまは暖かかったのに栃木は寒かった!

写真からもわかるでしょう。

 

鳥居の下に県境表示。

 

ここにも表示がありました。

こういうのがうれしい。

 

境内をくるりと一周すると裏手にも。

もう、ラインマーカー引いちゃえばいいのに。

 

県境ってどうやって決めるんだろうと思っていたら

大佐の先祖に、かつて三角点を決める仕事をしていた人がいるとか。

どう測量するんでしょうね。

いい仕事だなぁ。

 

この神社のご神木は杉でした。

つーか、栃木は恐ろしいまでに杉だらけ。

 

あちもこっちも杉だらけ。

花粉症の私は雨交じりの薄曇りに感謝です。

 

お茶屋さんで

私はふくろう団子、大佐は山菜そば、息子はお汁粉を食べました。

温まりました。

 

次回はどこの県境に行こうかな?


情熱の薔薇、みたいな

2018年03月16日 | ⓱ 歌謡曲など

水曜日の現場は上尾だった。

 

夕方17時からちょっと遠い体育館で息子の卓球練習が入っていたので

16時半には車で家を出ないと間に合わない。

それまでに帰りたいから 仕事を早く終わらせないと。

 

現場に7時到着して早めに仕事をはじめようと6時少し前に家を出た。

出来れば5時に出て6時から始めたかったけど、

大きな音で苦情がきたらイヤなの、気が小さいのね。

 

最寄り駅に着いたら電車が出るところだった。乗れなかった。

あーあ、残念。

次の電車に乗り、

乗り換えをさいたま新都心駅でするか大宮駅でするか迷ったけど

さいたま新都心にした。

そもそもの始まりはこの選択だった。

 

乗り換えのホームでも目の前で電車の扉は閉まった。

あー、サイクルが悪いわ。

さっきのに乗れてれば今の電車に間に合ってたのにと一瞬思ったけど、

今さら無意味だ。

 

さて、私は田舎育ちなもので

ひとつのホームに行き先の違う電車が来るというのに慣れない。

で、やらかした。

気づいたら「次は土呂(トロ)~土呂」とアナウンスしている。

高崎線に乗る予定が宇都宮線に乗ってしまっていたのだ。

『ケトン体は人類を救う』って本を夢中で読んでいたせいだ。

私は2つのことを同時にしちゃダメなのに。

・・・・決してさいたま新都心駅のつくりのせいにしてはいけない

 

大宮駅まで戻って高崎線に乗った。

 

頭の中で仕事の段取りを復習していたら

「上尾~上尾~」

というのでこれまた慌てて飛び降りた。

そして改札を出て、歩きながら気づいた。

なんか違う!

そうだ、今日の現場、住所は上尾だけど、最寄り駅は「桶川」だった!

油断した!

 

そういう落とし穴もあるんじゃないかと昨日ちゃんとグーグルマップで調べたのに~

駅から徒歩で20分弱かかるから印刷もしたのに~

なにやってるのよ~ どうすんのよ~

 

タクシーで、と考えたけど

いや、この時間の上尾駅周辺の道の混雑は伝説だから

電車の方が確実かもしれないと思い直してもう一度電車に乗ることにした。

 

小さな不幸続きの中で、この判断はナイスだと自分を褒めた。

私はなるべく小さな幸せをなるべくいっぱい集めることにしている。

・・・そんな気持ちわかるでしょ?

 

予定より40分もロスをして現場に到着。

でも、まだ7時40分なんだからいいよ、いい いい、きっと間に合う。

ああ、早めに家を出ていてよかった~と、小さな幸せを集める私。

・・・そんな気持ち、わかるでしょ?

 

部屋は3DKだった。

ひ、広いじゃないか・・・・

 

一気に高圧洗浄で!と思い、ブレーカーをあげたけど電気がつかない。

最近クリーニングの親方が張替のための襖を引き上げにこの現場に寄って、

クリーニング道具を一式置いて行ってくれていて、

その時には電気は通っていると言っていたのに。

この数日間に、きっと家主さんは東電に手続きを取ってしまったのね。

時間ないのに 何もかも手作業が決定!!!

 

小さな不幸せが集まり出したぞ・・・って思っちゃう

そんな気持ちわかる・・・でしょ?

 

花粉症もトイレも空腹も忘れて仕事をして

近所の小学校のチャイムでお昼を知り、

昨日のうちに調べておいた蕎麦屋と洋食屋とラーメン屋、

一番近い(と言っても5分はかかる)店に行くことにした。

定休日も、営業時間も、場所も印刷してきた。

ぐっじょぶ。

 

右に行けば洋食屋、左に行けば蕎麦屋。

若干近い洋食屋に行くことにした。

潰れてた。

慌てて戻って蕎麦屋に行った。

潰れてた。

 

途方に暮れてうろうろしてたら

近所の人が水撒きに出て来たので声をかけた。

付近にコンビニはなく

8分くらい歩いた先にあるヨークマートが一番近い食料調達場所らしい。

うん、やっぱりナビタイムのマップ通りだ。

 

もう店の往復で20分もロスしてるのに~と思ったけど昼抜きは辛いから行くことにした。

でもヨークマートの数十メートル手前で小さなパン屋を発見したの。

不幸中の幸いです。

急いで買って、行儀は悪いけど歩きながら食べた。

だって、私には時間がないのだから!

でも、美味しかったから小さな幸せがまた一つ。

休憩なし、でも、散歩で気分転換できたのが更なる小さな幸せってことで。

 

タイムリミットの15時15分になんとか仕上げた。

さすが私だ。頼りになる。

ドロドロの作業着を着替えている時間はなかった。

さあ、帰るんだ!

 

ブルーハーツを声に出して歌いながら帰った。

田舎道で気持ち良かった。

達成感、ぱねぇ。

卓球に間に合った。

よく遅延する高崎線が遅延しなかったというラッキー。

私は運がいい。

ひゃっほー!

 

まあこんな風に、

私は毎日胸に情熱の真っ赤な薔薇を咲かせているんだぜ!

 

 

 

 


春ですね

2018年03月15日 | ⓴ ホームエデュケーション

月曜日、私が仕事に出かける準備をしていると息子が起きてきて言った。

「今日は電車で三県境に行ってくるよ」

 

栃木と群馬と埼玉が接するポイントで、電車だと最寄りは東武日光線の柳生駅。

車でしか行ったことないから電車で行ってみるとのこと。

高校の学習センターのある場所へは一人で通うようになり

フリースクール合同の卓球大会が新宿であった時も一人で行ったけど

プライベートでも出かける気持ちが出てきたのかな。

 

息子より一足先に出た私は

駅へ向かう道の途中、道路の真ん中に3㎝角くらいの石をみつけたので

道路の端へ蹴ったのですがそれが見事に半分に割れました。

固い殻が割れて新しい何かが誕生したかも。

 

コーチとの卓球練習で、体育館に予約の電話を入れるのもずっと私がやってたけど

最近は息子がやっている。

そんなの当たり前だと言う人もいるかもしれないけど、

うちにとっては一歩ずつ進んで 今なんです。

ああ、嬉しいなー。

 

去年の10月に入った火曜日の夜の卓球サークルで

4月から会計を頼まれた。

オーケーした。

仕事は年度の頭に会費を集めて、集めた会費でボールを買うという簡単なもの。

息子に任せてみようと思う。

得意分野だと思う。

最初は私が一緒に確認しながらだけど、1年やれば次回は一人でやれるだろう。

その他の仕事はボールの持ち帰り。

練習が始まるまでにボールを届け、練習後は自宅に持ち帰って保管するのだそうだ。

休む時は事前に誰かに連絡をしてボールを託すのだ。

 

あとは公民館掃除のボランティアに会を代表して参加する。

そういうことが負担なく気軽に当たり前にできるようになったらすごいな。

ブーブー文句言いながらだったら、うちの場合はなお成長。

 

 

 


遅ればせながら

2018年03月08日 | ⓱ 歌謡曲など

只今、

モーレツに、モーレツに、モーレツに

クロマニヨンズにヤラレています。

こんなカッコイイ音楽があったのかーーー。

 

遡ってのブルーハーツ。

49才にして沁み込むブルーハーツ。

何やってたんだ、30年も、私は、素通りして。

 

ああ、でも生きているうちに出会えてよかった。

間に合った 私の受容体ーーー!

 

 

 

 

 

 


『誰もボクを見ていない』

2018年03月04日 | ❷ 本とか映画とか

友達がこの事件覚えてる?と言って教えてくれた本。

 

もちろん覚えている。

2014年の3月に埼玉県川口市で起きた老夫婦殺害事件。

 

後に捕まった犯人は老夫婦の実の孫で、17歳の少年だった。

 

こんなことが出来るなんて、なんて極悪非道なんだ。

親は?周囲は?

何があった?

祖父母との関係がこじれにこじれての末の復讐か?

手に負えないほどに荒れた若者の起こした事件なのだろうか。

矛先がよくある両親ではなく祖父母だということは 祖父母に育てられていたのだろうか。

情報が少なくて何もわからない。

 

 

後日 ニュースをみて驚いた。

その目的が「金目当ての犯行」と報道されていたからだ。

17才の少年が 本当に金欲しさに祖父母を殺すものなのか!?

 

違和感があった。

だから覚えていたのだと思う。

 

 

教えてくれた友達は法律事務所に勤めていて

仕事柄知った本をよく薦めてくれる。

たいてい、知らなければいけないと思うような内容の本だ。

 

親や社会の犠牲になる子どもは後をたたず

それでもそのまま成長して大人になれば行動のすべては自己責任となる。

人は生まれる環境を選べず それがこんなにも不公平なことだとは

 

あまりにもやりきれない事件の背景だった。

 

犯した罪を背負い 向き合いながら 彼はこの先どう生きて行くのだろう。