北のパラダイス

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水素社会

2015年02月11日 | 未来構想
道北の苫前町が「風力から水素をつくる」事業へ本格的に乗り出すことが、今朝の道新一面トップで報じられてます。

水素から電力や動力を生み出す燃料電池の開発は以前から行われ、燃料電池車や家庭用の燃料電池などは既に実用化されてますが、地方自治体が水素エネルギーの実用化に踏み出すのは道内では初めてのことだそうです。

風力や太陽光などの再生エネルギーでつくった水素を各種のエネルギー源に活用することは、二酸化炭素を排出しない「究極のエコ」と言われてますが、課題はコストを既存のエネルギー並みに下げることです。

そのような中、苫前町は自前の風力発電施設を活用して水素を製造・貯蔵・利用するシステムの実用化と低コスト化に挑みます。

苫前町は道内の自治体の中でもいち早く自前で風力発電に取り組んだ町として知られており、そのフロンティアスピリットがこのたびの事業化にもいかんなく発揮されていると言えるでしょう。

苫前町の森町長は、以前、役場の風力発電推進室長をやっておられて、15年ほど前に風力発電のお話を伺いに役場を訪ねた時に熱心に説明して下さりました。

当時とてもハートの熱い方だという印象を持ちましたが、町長になられてからもその熱いハートは変わらず、苫前町が元気なのは森町長のお人柄に因るものが大きいと感じます。

トヨタのハイブリット車や燃料電池車にしてもそうですが、誰かがまず先導役として道を切り開いて行かないと新しい事はなかなか前に進みません。

水素エネルギーの開発もかなり以前から理論化され研究されて来ましたが、課題はコストがかかり過ぎることで、それがなかなか解決されず実用化にまで至らなかった経緯があります。

ですから、途中であきらめてしまった企業や自治体も多いのではないかと思いますが、自前で大風車群を建設し維持している苫前町なので、「風力から水素をつくる」事業を必ず実用化までもって行くと思います。

そして将来、日本の電力の大半が水素で賄えるようになれば原発は必要なくなります。

本来は電力会社が率先して取り組むべき課題だと思うんですが...

そうならないのがまさに日本という国の特質です。

原発が必要なのは他に理由があるからでしょう。核兵器の製造とかね...

それはさておき、私も以前から家庭用の燃料電池が欲しいと思ってます。

ただ、今はまだ高くてちょっと手が出ません。

生きている間に導入できればいいかな(笑い)


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