あれからちょうど4年が経ちました。
亡くなられた方々、いまだ行方不明の方々、被災者として様々な御苦労をされている方々に、改めて哀悼の意を表します。
東日本大震災発生から一ヵ月半ほど経ってから、南相馬市へ災害復旧の手伝いで一週間ほど赴きました。
相馬市の旅館に泊り毎日隣りの南相馬市の現場まで通いましたが、行き帰りのクルマの中から見た光景を今でも忘れることができません。
また、南相馬市の現場作業中にも目を覆いたくなるような街の様子に遭遇し何度も絶句しました。
60年の人生の中で、あれほど凄まじいものを目の当たりにしたことはありません。
あの時に思ったことは、「これから自分に何ができるだろうか?」ということでした。
自分の専門(農業土木事業・地域活性化事業)を通して復旧・復興に関わって行くことは言うまでもありませんが、自分の生き方として何かできないものかと考えて来ました。
そして得た結論は、自分自身も退路を断ち前に進むしか生きる道は無いという状況に身を置く、ということでした。
そうすることによって、多くの被災者の方々が抱えている困難な状況を共有できるのではないか、と考えています。
1年前、59歳でサラリーマンを卒業し、今は個人事業主としてその日暮らしに近い生活をしています。
サラリーマン時代とは違い、何から何まで自分でやらなければ食っていけない状況です。
仕事が取れなければアウトです。
転職を重ねてきたので退職金もほとんどありません。
頼りは、自分の技術と人脈と経験だけです。
でも、被災者の方々のご苦労に比べればたいしたものではないと思います。
先日、南相馬で土木設計の仕事をしている友人と会う機会があり、いろいろな話を聞かせて貰いました。
友人に自分の今の状況と気持ちを伝えると、「現地ではそんな綺麗事ばかりではなく補償金の絡んだ生々しい問題が多々あるんだぞ」とその実態を教えてくれました。
確かに、友人が言うように綺麗事ばかりではないかもしれないけれど、多かれ少なかれ苦しい状況を抱えていることに変わりはありません。
大切なことは「意識の共有」です。
友人のように、住民票を東京からわざわざ南相馬に移して復興支援をしているのも、結局のところ「意識の共有」です。
東京に戻らないかという誘いを蹴って南相馬に残る決心をした、という友人の話を聞いて何か誇らしい気持ちになりました。
これからも、東日本大震災と福島第一原発事故のことを忘れずに生きようと思います。
亡くなられた方々、いまだ行方不明の方々、被災者として様々な御苦労をされている方々に、改めて哀悼の意を表します。
東日本大震災発生から一ヵ月半ほど経ってから、南相馬市へ災害復旧の手伝いで一週間ほど赴きました。
相馬市の旅館に泊り毎日隣りの南相馬市の現場まで通いましたが、行き帰りのクルマの中から見た光景を今でも忘れることができません。
また、南相馬市の現場作業中にも目を覆いたくなるような街の様子に遭遇し何度も絶句しました。
60年の人生の中で、あれほど凄まじいものを目の当たりにしたことはありません。
あの時に思ったことは、「これから自分に何ができるだろうか?」ということでした。
自分の専門(農業土木事業・地域活性化事業)を通して復旧・復興に関わって行くことは言うまでもありませんが、自分の生き方として何かできないものかと考えて来ました。
そして得た結論は、自分自身も退路を断ち前に進むしか生きる道は無いという状況に身を置く、ということでした。
そうすることによって、多くの被災者の方々が抱えている困難な状況を共有できるのではないか、と考えています。
1年前、59歳でサラリーマンを卒業し、今は個人事業主としてその日暮らしに近い生活をしています。
サラリーマン時代とは違い、何から何まで自分でやらなければ食っていけない状況です。
仕事が取れなければアウトです。
転職を重ねてきたので退職金もほとんどありません。
頼りは、自分の技術と人脈と経験だけです。
でも、被災者の方々のご苦労に比べればたいしたものではないと思います。
先日、南相馬で土木設計の仕事をしている友人と会う機会があり、いろいろな話を聞かせて貰いました。
友人に自分の今の状況と気持ちを伝えると、「現地ではそんな綺麗事ばかりではなく補償金の絡んだ生々しい問題が多々あるんだぞ」とその実態を教えてくれました。
確かに、友人が言うように綺麗事ばかりではないかもしれないけれど、多かれ少なかれ苦しい状況を抱えていることに変わりはありません。
大切なことは「意識の共有」です。
友人のように、住民票を東京からわざわざ南相馬に移して復興支援をしているのも、結局のところ「意識の共有」です。
東京に戻らないかという誘いを蹴って南相馬に残る決心をした、という友人の話を聞いて何か誇らしい気持ちになりました。
これからも、東日本大震災と福島第一原発事故のことを忘れずに生きようと思います。
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