須永博士美術館スタッフブログ

熊本県阿蘇郡小国町にある、須永博士美術館。スタッフ佐藤から様々な情報をお伝えします。

額、パネルについて

2023年07月27日 | スタッフより
須永博士が小国町と出逢ったのは、1992年2月

テレビ番組の出演のため、撮影地となった小国町に来たのが初めてでした。

須永博士が50歳の時!

くしくも、今、須永博士美術館スタッフの私も主人もちょうど50歳😳

須永博士は、日本各地の旅、展覧会、講演会を数多くしていた頃で、それから須永博士作品館、アトリエ、美術館を小国町に作ったんだなぁと思うと、すごいパワフルでしたね!

私(佐藤粧子)は、1996年4月から須永博士の旅、展覧会、講演会に同行するようになり、

東京と小国が拠点になって全国をまわっていました。

小国のアトリエに滞在していた時に小国で生まれ育ってきた主人(佐藤誠司)と出逢い、結婚し、3人の子育てをしながら今があります。

いろいろたくましい主人なので、これまでも台風、豪雨、熊本地震などなどありましたが、なんとかその度に一緒に乗り越えてきました😌

子供の頃から、田んぼを作ったり、草切りしたり、高校卒業後は小国町の木材関係の会社で働き、その後はログハウス作る会社で働いたり

(私が出逢ったのは、その頃)
東京育ちの私には、同い年でこんな人がいるんだ・・・と、驚きや発見や、学ぶことが多くおもしろい日々を過ごしてきました😊

反対に、主人からしたら、「詩人」なんていう職業の人と出逢ったこともなく、
全国を旅する須永博士の姿や、人と向き合う姿は、
それまでのしてきたこととは真逆というか、見たことない世界だったと思います。

須永博士から、「描いた絵を入れる額を作ってほしい。きれいじゃなくて良いんだ。誠司らしく、素朴な額が良い」と言われて、26歳の頃に働いていたログハウスの会社を辞めて、一緒に須永博士美術館を管理しながら額を作るようになりました。

機械を持っている訳でもなく、買えるお金も無く、最初は材料を持って、機械がある知り合いに借りて作っていました。

それから、新品は買えないので、中古を探し、修理したりメンテナンスしたりしながら、今の作業場を作りました。

今回の被災で、30センチほど基礎が上げてあったのにも関わらず土砂と泥水が入り込んでしまい、乾燥させていた額やパネルの材料となる木材や、
額を作る機械や、農作業する道具、工具などなどが浸かってしまいました。

大きな機械が動くかどうかは、まだ分からないです。

明らかに、モーターまで浸かってしまったものはダメかな・・・

電源を入れてしまってショートするのが一番怖いので、まずは作業場の泥を出しながら、木材も使えそうなものとダメなものに分けて・・・

まぁ、これが大変💦💦

熊本市内から長年のファンの方がお手伝いに来てくださって、なんとか気持ちを奮い立たせながら2週に渡って片付けをしました。





↑7月18日





↑7月25日


そんな中でも、すごいなと思ったのが、削ったオガクズが泥と混じったことで、臭いが軽減され、そして軽い!




↑軽トラに積んだ、オガクズが混じった泥


ちょうど、ヒノキの額を作っている途中だったそうで、濡れてないオガクズを泥の上にまいてみました。



この中にもまだオガクズが入ってるので、次に泥出しする時はまた、まいてみようと話してます。
↑見るとわかる、濡れてるとこまで水が来たんですね。

そんな訳で、

額(他、中パネルと大パネル)を作る機械が動かせないので、須永博士美術館webショップの中の特注額と中パネル、大パネルは、在庫があるもののみの発送とさせていただきます。

須永博士美術館は、もうしばらく店舗営業はお休みいたします。
須永博士美術館webショップからの発送はできますので、よろしくおねがいいたします。
(発送できる日が限られていますので、ご希望のお届け日がある場合にはご指定してください🙇‍♀️💓)

がんばります!!!!!


コメント
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