これまで毎年、ゴールデンウィークは須永博士サイン会をおこなってきましたが、2016年の熊本地震の年に初めて中止に。そして、2020年、2021年はコロナの影響で中止
今年は・・・と考えましたが、80歳の須永博士の体のことも考えて、やはり行わないことにしました。
本人は、小国に来たい気持ちでいっぱいなのですが、ゴールデンウィークが終わってからの状況をみて、小国にくることが出来ればいいなと話しているところです。
「サイン会」という形は取りませんが、須永博士が小国に来ている間になにかできればいいな・・・と考えています。
動画とか撮れるといいな。
そうそう、須永博士は今年2月11日に80歳の誕生日を迎えました。
80才の節目の年に、なにか作りたいと須永博士と計画を進めています。
その中で、須永博士の人生を振り返ってみよう と、以前私に託してくれているノートを開いてみています。
このノートは昭和40年~41年のノートです。昭和17年生まれなので・・・須永博士が23歳~24歳の時!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/63/4cfd5652c4d999cf74edfd6ee3b35d8f.jpg?1651220872)
と言うと、
高校を卒業して18歳で就職し、挫折し家に引きこもったのが19歳~21歳
父親が亡くなったのが20歳の時
「いのちを絶とう」と線路の前に立ち、心の叫びから立った一つの自分の生き方を見つけたのが22歳
23歳から24歳・・・「絵描きになりたい」「詩人になりたい」
その道を歩き始めたころに書き綴っていたノートですね。
読み進めていくと、本当に、真剣に、そして徹底的に「生きる」ということ、「生きてゆくために必要なこと、大切なこと」を追求したくて書いていたんだなということが分かります。
このノートに書いてあることは、須永博士本人が思ったことの他、テレビや新聞で見たことも書き残しています。その言葉から自分が感じたことや、忘れてはいけないことが書いてあり、このノートの言葉を読んでほしいと思いました。
今日は、そのノートの1~3ページ目を紹介しようと思います。
須永博士の詩人への挑戦の第一歩です。
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1・今現在を大切に生きる事 昭和40年9月7日
貴方は一生を考えているから長いのです。
人間の生命というものはいつ終わるか分からない不安なものなのです。
生まれてすぐ死んでしまう幼児もいます。
100才以上生きている人もいます。でも死んでしまえば(経験とか想い出・財産)みな煙りとおなじように なにもなくなってしまうのです。
今日生きていても明日の運命は分からないものです。
せめて今現在を自分に忠実にいつわりのないように生きること、自分の心をいつも豊かにしておくこと。自分を知ること
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/63/ac0ff822032543eb82751f293c0f83f2.jpg?1651220927)
○もし貴方に必要なものであれば、貴方の誠実をぶつけてみることです。
○人生とはとてつもなく厳しいものかもしれません。また長いのかも・・・
でも考え方によっては短いものでしょう。
一日一日を大切に 一つ一つを着実に行う事
○大臣と生きるも人生 乞食と生きるも人生 生きることにかわりなし
○今日を精一杯・悔いのないように生きること
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/b1/c2fbbdc94e8e9f192b999a06b15e0f1f.jpg?1651220963)
2・自分の人生 昭和40年9月8日・9日
いちどだけの人生。自分に納得のいく人生をおくることではないでしょうか。人の言葉に惑わされず、自分の思うままに人生をおくることが出来たら、それがいかに苦しいことであっても耐え、忍ぶことが出来るのではないでしょうか。
毎日毎日を自分に納得のいく生活を送っていく事、そうすればたとえ終わりがあろうともきっと後悔することはないと思います。自分という人間を信じ自分という人間を大切に、どんなことがあっても自棄などおこさずに、自分に忠実に生きていきたいと思います。
○そのときそのときを自分に納得のいく様に・・・
○礼儀正しくけじめけじめをはっきり
○相手がだまっているときに無理に話さなくてもいいではないか
○思いやりの気持ちをいつも忘れずに
○一度だけの人生、またいつ終わるか分からない生命ならばそのときそのときを忠実に生きる事
○どんな事でもやってやれないことはないと思いますが・・・
○おとぼけ
○自分でこうなりたいと思ったら、それなりに苦労と努力をしなければならない
(ビック・モロー)
○問題を前にして問題を考えればよいのだ
○つねに自然な態度で無理のないこと
3.自分の個性を持つこと 昭和40年9月10日
世の中には美しい人がたくさんいます。ですからその中で自分を少しでもよくみせたいと
願うならばそれは大変な努力がいります。
まず自分の個性を持っていることだと思います。
個性 それはやさしいようでとてもむずかしい事だと思います。
だまっていてもその人らしさ、何をやっていてもその人らしさがそこにあること、のように思います。
やはり何事をやるにつけても自分の出来るかぎりの努力をしてみて、その中から自分のものを見つけ出すことではないでしょうか。
何事にも動じない。いつも豊かな気持ちを持って人に接することの出来る人、とても素晴らしい人生を送る事が出来るのではないでしょうか。
○ようするにやる気があるかないかの問題ではないでしょうか
○なんでもよい 目的をもってから物事をはこぶべきこと
いま自分はなにをすべきかを知り、相手はなにを求めているかを知る。
○ひとりよがりということもある。あまりひとりよがりはせぬ事。
○ひとにぎりの幸福を求めて
○同じ過ちを二度おこさぬように
○世の中にはいろいろな人がいます。
○ひとに頼らないで自分でやったという自信
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ここまで入力し、須永博士に電話してみました。
このノートをブログに載せたいと言おうと内容を伝えたら
「その通りなんだよ!」と。
80歳の今も、この当時の想い、気持ち、したい事、伝えたいこと
10代から20代、世の中のことも、生きる事も、何も分からないし、誰も教えてくれない。そんな中で、生きる事に絶望を感じていた。
心を語る事、生きる事を教えてくれる人、人を愛することを語る人がいなかった。会社に入ってからも、人間不信になった。
でも、もう一度、たった一度の自分の人生を、やりたいことをして生きてみようと心に誓い、歩みだした当時の気持ちと80歳の今の気持ちは変わっていないと。
当時のこのノートに書いてあることもそうだけど、映画とか本とか、感動するものを見たり読んだりすると嬉しくなるんだ。とも話していました。
今日、こうして書き綴っていると、心の中で考えているだけでなくて書き出してみる事や、話してみること、って本当に大切だなぁと思いました。
また時間を見つけてこのノートの続きを紹介したいと思います。
そして、こう書いてから作品を見ると、想いが凝縮されているんだなぁと感じました。
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