2012年6月28-9日山形市で第43回日本膵臓学会大会が、山形大学外科の木村理教授とその医局の主催で行なわれました。私はシンポジウムで膵がんに対する補助療法の成績と動脈に接する切除限界膵がんの成績を発表しました。
膵がん術後に補助療法として、抗がん剤のゲムシタビン(G)、ゲムシタビン+S-1(GS)、S-1(S)を用いた患者さんの生存率を比較すると、5年生存率は約25%でほぼ同じでした。しかし、抗がん剤を用いていない場合の5年生存率は約10%と極めて不良でした。
Borderline resectable(切除限界)膵がんの中で動脈と接するものでは、切除を試みた中で約1/3しか切除できませんでした。そして切除できたとしても4割は断端がん陽性、すなわちがんが残ってしまうのです。当然ですが、予後は極めて不良です。
膵がん術後に補助療法として、抗がん剤のゲムシタビン(G)、ゲムシタビン+S-1(GS)、S-1(S)を用いた患者さんの生存率を比較すると、5年生存率は約25%でほぼ同じでした。しかし、抗がん剤を用いていない場合の5年生存率は約10%と極めて不良でした。
Borderline resectable(切除限界)膵がんの中で動脈と接するものでは、切除を試みた中で約1/3しか切除できませんでした。そして切除できたとしても4割は断端がん陽性、すなわちがんが残ってしまうのです。当然ですが、予後は極めて不良です。