iPhoneを使っている人ならば既に実感していると思いますが、iOS6の地図は子供のお絵描きのような感じで、駅などが表示されないため、極めて低機能です。完璧主義のスティーブジョブズが生きていればあり得なかったアプリでしょう。現在のアップルの経営陣は信用できないと世界中のマックユーザーは感じているに違いありません。逆に言えば日本のメーカーにとってはチャンスだと思います。
「インストール」は、1984年生まれの綿谷りさ氏が高校時代に執筆して、文藝賞を受賞した小説です。主人公の女子高生は、妖精のような小学生男子と出会い、学校をサボってPCでエロチャットのバイトをします。ストーリーの展開には若干違和感を感じる点もありますが、気軽に楽しく読める小説です。
西村賢太氏が芥川賞を受賞した作品「苦役列車」を読みました。東京の下町育ちの中卒で日雇いの港湾労働者をしている青年が主人公です。これといったストーリーはなく、これって小説といえるのかと思ってしまいますが、会話の少ない文章はこなれています。私はストーリーが無いので好きではない小説ですが、社会の底辺の人々の日常をリアルに描写していることは確かです。
大学の医局員、研修医、病棟スタッフなど10人と共に秋の大山登山をしました。大山は丹沢山系でも特に人気のある山で、江戸時代から大山詣りといって江戸から多くの庶民がお詣りに来たそうです。途中ケーブルカーを使いましたが、それでも結構ハードな山登りでした。しかし、山の上の方ではとても涼しい風が吹いていて、気持ちの良いハイキングでした。ちなみに、ケーブルカーはケージにイヌを入れれば、乗車OKだそうで、ケージも貸してくれるそうです。そのためか、山の中腹では、2-3匹のイヌと遭遇しました。
2012年9月19日膵がんの術後補助化学療法においてS-1(ティーエス1)がゲムシタビンと同等の有効性を認めたことが発表されました。国内で施行された多施設共同第3相のランダム化比較試験で、膵がん切除後に半年間S-1またはゲムシタビンを投与したところ、ほぼ同じ生存率という結果が出ました。この結果から、日本ではこれまでのゲムシタビンに加えて、S-1も膵がん術後の標準治療薬になると思います。しかし、さまざまな要因から、欧米ではS-1はあまり使用されることがないため、世界標準はこれまで通りゲムシタビンです。