コンバージョン手術とは、最初は切除不可能であったけれども、化学(放射線)療法が著効して腫瘍が縮小した場合におこなわれる根治をめざした手術です。
膵癌ではかなり施行されていますが、最近では胆道癌にも行われるようになりました。
どの程度の割合でコンバージョン手術が可能になるのかはまだ明確になっていませんが、切除不能局所進行膵癌で10%前後、遠隔転移のある膵癌で2-5%、胆道癌では更に低率ではないかと思います。
しかし、有効な化学療法がさらに進歩すればコンバージョン手術がもっと多く行われるに違いありません。