消化管GIST腫瘍に関する発表が東葛地区消化器疾患研究会でも複数例ありました。私たちも手術することが多い腫瘍です。
GISTとは、消化管壁内のCajar介在細胞という細胞由来の腫瘍です。日本では胃・十二指腸のGISTが多いと思いますが、欧米では虫垂・小腸のGISTが多く報告されています。
米国NCCNによるGISTの悪性(ハイリスク)の定義は、腫瘍径10cm以上、顕微鏡400倍50視野に10を越える核分裂像、または腫瘍径が5cmから10cmの間でかつ顕微鏡400倍50視野に5から10の核分裂像を認めるものです。
GISTに対する治療法は、悪性が疑われれば原則として外科的切除です。しかし、2-3cm以下の小さな腫瘍は経過観察とすることもかなりあります。切除できない、あるいは切除したけれども完全切除ではなく腫瘍が遺残した場合などは、イマチニブ(グレベック)による薬物治療を行います。この薬は非常に良く効きます。しかし、イマチニブ抵抗性の場合、次ぎに使用する薬はありませんでした。2008年6月、GISTに対する新たな薬剤としてスニチニブが保険承認されました。
GISTとは、消化管壁内のCajar介在細胞という細胞由来の腫瘍です。日本では胃・十二指腸のGISTが多いと思いますが、欧米では虫垂・小腸のGISTが多く報告されています。
米国NCCNによるGISTの悪性(ハイリスク)の定義は、腫瘍径10cm以上、顕微鏡400倍50視野に10を越える核分裂像、または腫瘍径が5cmから10cmの間でかつ顕微鏡400倍50視野に5から10の核分裂像を認めるものです。
GISTに対する治療法は、悪性が疑われれば原則として外科的切除です。しかし、2-3cm以下の小さな腫瘍は経過観察とすることもかなりあります。切除できない、あるいは切除したけれども完全切除ではなく腫瘍が遺残した場合などは、イマチニブ(グレベック)による薬物治療を行います。この薬は非常に良く効きます。しかし、イマチニブ抵抗性の場合、次ぎに使用する薬はありませんでした。2008年6月、GISTに対する新たな薬剤としてスニチニブが保険承認されました。