加藤廣氏の謎手本忠臣蔵を読みました。上下2巻の大作の歴史小説でしたので、読み終えるのに苦労しましたが、後半は勢いよく読めました。ネタバレとなるので内容については書けませんが、討ち入りには周到な準備が必要だということと、討ち入り後の泉岳寺までの行進では、本願寺、築地から新橋に抜けていったことを知りました。当時の江戸で大挙して行進することは許されていませんから、かなり大変だったことも分かりました。歌舞伎の忠臣蔵とは全く違う出来事のような印象でした。
私の書いた「アニメーションでもっとよくわかる消化器外科手術」という本が、メディカ出版から出版されました(正式には3月10日発売)。この本は、以前私が書いた「3Dイラストでよくわかる消化器の術式別ケア」をさらに内容を充実させるとともに、術式を増やして、手術の立体アニメーションDVDとイラストを付属したものです。
そのため、医師のインフォームドコンセントにも、看護師さんから患者さんへの説明にも使いやすいのではないかと思いますし、さらに学生さんや患者さんが読んでもわかりやすいように各ページに用語解説をたくさん付けています。例えば、腫瘍マーカー:主に腫瘍(がん)によってつくられ血液中に出現する物質。代表的腫瘍マーカーには胃がん・大腸がんのCEA、膵がん・胆道がんのCA19-9、肝臓がんのAFP、乳がんのCA15-3、食道がんのSCCなどがある、といった具合です。消化器外科手術が中心ですが、乳がんについても書いています。興味のある方はメディカ出版のホームページをご参照下さい。
そのため、医師のインフォームドコンセントにも、看護師さんから患者さんへの説明にも使いやすいのではないかと思いますし、さらに学生さんや患者さんが読んでもわかりやすいように各ページに用語解説をたくさん付けています。例えば、腫瘍マーカー:主に腫瘍(がん)によってつくられ血液中に出現する物質。代表的腫瘍マーカーには胃がん・大腸がんのCEA、膵がん・胆道がんのCA19-9、肝臓がんのAFP、乳がんのCA15-3、食道がんのSCCなどがある、といった具合です。消化器外科手術が中心ですが、乳がんについても書いています。興味のある方はメディカ出版のホームページをご参照下さい。
2009年2月21日加藤周一さんのお別れの会に参加しました。弔辞は、大江健三郎氏、水村美苗氏、吉田秀和氏が述べられ、鶴見俊輔氏は体調不良のため弔辞代読でした。喪主である奥様の矢島翠さんの挨拶が大変印象的でした。加藤周一氏が最後病気のために大好きだった読書もままならなくなってしまったのを見てるのは大変つらかったけれども、各氏の弔辞を聞き、各氏の視線が加藤氏の遺影と交錯するのを見ていて、新たな加藤周一氏のイメージが立ち上ってくるような気がした、とのことでした。合掌。
2009年2月21日、日本臨床腫瘍研究(JCOG)肝胆膵グループの会議に参加してきました。主な議題は次のようなものでした。
進行胆道癌に対するゲムシタビン+S-1併用療法とS-1単独療法の比較試験(JCOG0805)。この臨床試験は、つい最近切除不能胆道癌の症例登録が開始されています。
局所進行膵がんに対するゲムシタビンによる全身化学療法の臨床試験(JCOG0506)。この試験は既に症例登録を終了しています。結果は、1年生存率が約65%、50%生存期間が15ヶ月と極めて良好な結果であったことが報告されました。詳細は今年の米国臨床腫瘍学会ASCOで発表する予定だそうです。
局所進行膵がんに対するS-1併用放射線療法の臨床試験。この試験も症例登録を終了しており、前記ゲムシタビンと同等の成績であったことが報告されました。また、照射野を限局化することで有害反応はかなり軽減することが可能であったようです。
局所進行膵がんに対する新たな臨床試験。ゲムシタビンによる全身化学療法を先行してから、S-1併用放射線療法をしてさらにゲムシタビンによる全身化学療法を行う群と、最初からS-1併用放射線療法をしてさらにゲムシタビンによる全身化学療法を行う群の比較をする試験を計画しているそうです。その他にも、肝細胞がんに対する臨床試験について報告がありました。
進行胆道癌に対するゲムシタビン+S-1併用療法とS-1単独療法の比較試験(JCOG0805)。この臨床試験は、つい最近切除不能胆道癌の症例登録が開始されています。
局所進行膵がんに対するゲムシタビンによる全身化学療法の臨床試験(JCOG0506)。この試験は既に症例登録を終了しています。結果は、1年生存率が約65%、50%生存期間が15ヶ月と極めて良好な結果であったことが報告されました。詳細は今年の米国臨床腫瘍学会ASCOで発表する予定だそうです。
局所進行膵がんに対するS-1併用放射線療法の臨床試験。この試験も症例登録を終了しており、前記ゲムシタビンと同等の成績であったことが報告されました。また、照射野を限局化することで有害反応はかなり軽減することが可能であったようです。
局所進行膵がんに対する新たな臨床試験。ゲムシタビンによる全身化学療法を先行してから、S-1併用放射線療法をしてさらにゲムシタビンによる全身化学療法を行う群と、最初からS-1併用放射線療法をしてさらにゲムシタビンによる全身化学療法を行う群の比較をする試験を計画しているそうです。その他にも、肝細胞がんに対する臨床試験について報告がありました。
表参道のカワイ楽器での、ラファウ・ブレハッチ写真展およびファンの集いに参加してきました。今回の写真展は、「ブレハッチを訪ねる旅 写真展」というタイトルで示されるように、ラファウ・ブレハッチジャパンファンクラブの人たちが、ポーランドの彼の故郷を訪ねた時の写真を中心に展示したものです。渡辺まなさんという方の、大変すてきなイラストも展示されていました。
ブレハッチファンクラブの会長さん、ポーランド大使の挨拶に続いてブレハッチさんの挨拶があり、さらにグランドピアノでの生演奏、ブレハッチさんとファンの写真撮影など非常に和やかな会でした。私も、彼と直接話をすることができましたので、昨日の演奏会の感想などを率直に伝えることができました。 ブレハッチさんのお父さんともお話しすることができました。息子さんが夕方から夜にかけて本当にたくさんピアノの練習をするので、ピアノを聞きながら寝ることに慣れたと言っていました。息子さんの人柄を尋ねたところ、彼の性格は「wonderful」とのことでした。
2010年はショパン生誕200年で、10月には彼の再来日も決定したそうです。曲目は全てショパンになる予定だそうで、ピアノソナタの他にピアノ協奏曲も弾く予定のようです。今から来年の彼のコンサートが楽しみです。
ブレハッチファンクラブの会長さん、ポーランド大使の挨拶に続いてブレハッチさんの挨拶があり、さらにグランドピアノでの生演奏、ブレハッチさんとファンの写真撮影など非常に和やかな会でした。私も、彼と直接話をすることができましたので、昨日の演奏会の感想などを率直に伝えることができました。 ブレハッチさんのお父さんともお話しすることができました。息子さんが夕方から夜にかけて本当にたくさんピアノの練習をするので、ピアノを聞きながら寝ることに慣れたと言っていました。息子さんの人柄を尋ねたところ、彼の性格は「wonderful」とのことでした。
2010年はショパン生誕200年で、10月には彼の再来日も決定したそうです。曲目は全てショパンになる予定だそうで、ピアノソナタの他にピアノ協奏曲も弾く予定のようです。今から来年の彼のコンサートが楽しみです。