カエサルのガリア戦記を読みました。この本は、カエサルがBC58-BC51にかけてガリア(今のフランス)で戦った報告の体裁の戦記です。まさに激闘に次ぐ激闘で、勝ち戦が多いとはいえ、敗戦寸前の戦いも少なくありません。この本では、カエサルは自分自身をカエサルと三人称で表記していますが、戦場の雰囲気を生き生きと描いています。カエサルをトップとするローマ軍は、常にガリアの反乱にあっており、征服していたとはいえ大変だったことが分かります。
2013年8月30-31日に高松市で第40回日本膵切研究会が開催されました。今回の会長は香川大学外科の鈴木康之教授でした。270人もの参加があり、今話題のトピックスについて活発な討議がなされたと思います。中でも化学療法または化学放射線療法と手術をいかに組み合わせて良い成績を達成するかが、最も注目のテーマでした。各施設とも、まだこうした症例が少ないので、これからの1-2年の各施設からの成績の報告が楽しみです。
私の最も好きな歌舞伎役者の一人である三津五郎さんが、膵腫瘍のため9月の公演を降板するとの報道がありました。膵腫瘍と言っても、悪性の膵がんから比較的おとなしい神経内分泌腫瘍やIPMNなどがありますし、腫瘍の部位によっても治療の難しさが変わって来ます。報道では小さい腫瘍ということですので、良性の膵腫瘍であればいいのですが。
前回に続いてまたローマ関連の本、青柳正規著「ローマ帝国」を読みました。この本はローマの建国から崩壊までを分かりやすく、そして興味深いエピソードを交えながら解説しています。
ところで、なぜ最近ローマ帝国に興味があるのか、自分でもわかりません。ただ、どんな大帝国もいつかは滅びて違う国となることを知ると、何世紀かすると現在世界一の国アメリカも違った国になるかもしれないと思ってしまいます。実際、ソ連も崩壊して、ロシアと数多くの周辺諸国に分かれましたから。
ところで、なぜ最近ローマ帝国に興味があるのか、自分でもわかりません。ただ、どんな大帝国もいつかは滅びて違う国となることを知ると、何世紀かすると現在世界一の国アメリカも違った国になるかもしれないと思ってしまいます。実際、ソ連も崩壊して、ロシアと数多くの周辺諸国に分かれましたから。
南川高志著「新・ローマ帝国衰亡史」を読みました。昔ギボンの「ローマ帝国衰亡史」は最初で挫折したので、今回は何とかリベンジできました。今日、本文中で推薦されていたカエサルの「ガリア戦記」も買って来ました。これも最後まで読めるかな?