郷が杜備忘録

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「ジャン・ギャバンと呼ばれた男」(鈴木 明著)を読む

2020-04-12 | 読書
「ジャン・ギャバンと呼ばれた男」を読んだ。

昔のフランスの俳優の話である。

私が最も印象に残っている映画は、テレビで見たのだが、アラン・ドロンの「太陽がいっぱい」である。

中学生の頃のことだと思う。

このジャン・ギャバンは、アラン・ドロンよりも古い戦前からの俳優であるからよく知らなかったが、

フランス映画のポスターにアラン・ドロンなどと共演していていたものを見たことがあった。

その後というか、ここ数年前に仙台市内にワインバーがあって、たまに行っていた。前にブログに載せた誕生会をやったところである。

そこで、お店のママさんにフランス映画のDVDを借りた。なぜ借りるようになったかはよくわからないが、そこのママさんはシャンソンの歌い手であった。

シャンソンを歌うくらいであるからフランス映画のファンだったのだと思う。

そこで借りたのは「望郷」(ペペ・ル・モコ)と「パリの空の下セーヌは流れる」であった。

その「望郷」(ペペ・ル・モコ)の主演がジャン・ギャバンであった。

そして、ジャン・ギャバンの有名な作品に「大いなる幻影」というのがあることも知った。

1937年の作品であり、第一次世界大戦を扱ったものであった。

アラン・ドロンのように美男子ではないが、いかにもフランスのおじさんという感じで、好感が持てた。



この本は、ジャン・ギャバンファンの作者が、ギャバンの生誕から亡くなるまでと、その後のことを詳しく調べて教えてくれた。

さらにフランス映画の様々な関係者や歴史、フランスの各地の地名や20世紀前半のフランスの歴史も教えてくれた。

小学生の頃から何となく興味があったが、フランス語や読み方が慣れずにそれきりになっていたが、本を読んでみてまた興味が出てきた。

この本の内容は、以下になっている。

プロローグ  ジャン・ギャバンのふるさと「モンマルトル」
第1章    プチ・エレーヌが7番目の子を生んだ
第2章    最初の女房ギャビー・バッセ
第3章    「ラ・ミス」との劇的な出会い
第4章    「不安な時代」のフランスの顔
第5章    『地の果てを行く』から『我等の仲間』まで
第6章    『望郷』の彼方にいた日本人
第7章    『大いなる幻影』が未来を予見した
第8章    夜霧の中に出現したミッシェル・モルガン
第9章    そして第二次世界大戦がはじまった
第10章   ハリウッドなんて、くそくらえ!
第11章   戦争が終わって、舞台と結婚が待っていた
第12章   「新しいギャバン」の時代がはじまった
第13章   「モンコルジェ農園」の決闘
第14章   1976年11月15日ジャン・ギャバンは復活した
エピローグ  「ジャン・ギャバンの息子」との対話










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