先々週図書館から借りてきた本に、標題の本があった。
よく読む勢古浩爾さんの本だったので、借りてきたのだ。
その第2章のはじめに、「テレビでCMを打ち、知名度のある会社だからといって、いい会社とはかぎらない。」とあった。
まさに今テレビでニュースとなっている会社のことではないか?
この本は2017年の発行である。
勢古さんが、世の中のウソつきたち、ウソつき会社、ウソつきの国について、考えた本である。
あとがきで、「正直」という人間性の徳目は「自由」「平等」「人権」概念よりも古くからある価値である、と述べ、約120年前の宗教家で教育者だったシャルル・ヴァグネルの言葉を紹介している。
「一つの偉大な神秘の声」が「善良であれ」と、答えている、と。
有史以来、ウソは人間世界を覆ってきた。それでも、「正直」は「ウソ」の真っ只中を生き抜いてきたのである。
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