今日は良い天気になった。
前週に予定されていた町内会の早朝掃除が雨のためなかったので、今日に延期になっていると思って早起きした。
いつもの集合場所に行ったが誰もいない。時間を間違えたかと思い、30分後に外を見てみたが、だれも出ていない。
不思議に思って、年度版の予定などを見たが、9月実施ということだけで、詳しくは出ていない。
市の行事と一緒にやるはずなので、市報を見たら・・・・・・ありました!
8月末に緊急事態宣言対象地域に宮城県が指定されて、市内のそのような行事は中止になっていました。
知らなかったのは私だけでした。
道理で朝町内を歩いても、だれも出ていないわけです。人っ子一人いなかったのですから。
仕方がないので、部屋の中の片づけをしました。いつもやっていますが、なんぼやっても片付きません。
そんななかに、昔読んだ文庫本が出てきました。
勢古浩爾さんの「定年後のリアル」をはじめとする草思社文庫の数々です。
1、「定年後のリアル」
2、「定年後7年目のリアル」
3、「結論で読む人生論」
4、「定年後に読みたい文庫100冊」
定年になった年に読んだと思うので、もう7年になります。
「定年後7年目のリアル」になりました。
1冊目に載っていました。「定年後は、あなたの老後であり、あなたの人生である。自分で考えるしかないのである。」
その通りです。
何か参考になったかどうかはわかりませんが、そういう考え方もあるし、そういう生き方もあるな、と思って、
自分の好きなことをやろうとしてきました。
しかし、ここにきて昨年からですが、コロナという未曽有の危機に直面して事態が変わりました。
何もできないのです。出かけられない、友人と会えない、酒も飲めない(家では軽くビール1本程度です)
興味のあるイベントにも行けない、もちろんリモートというのもあるのか知れませんが、そんなのつまらなそう。
それで、毎日家の中の本や雑貨、もろもろの過去の遺物の片づけですが、なかなか捨てられないのですね。
少し捨てて、あとはまた仕舞い込みました。
7年たっても何も変わらないといいましたが、少しは変わったような気もします。
いろんな人の本を読み、いろんなイベントに行ってみて、変わったこともありました。
一つは、「良寛さん」の後援を聞きに行き、宗教に興味を持ったことです。
曹洞宗、道元、禅などです。これは今も本を読み続けています。
研修の中身は、一度ブログに書きましたが、その後延び延びになっています。
二つ目は、地元の歴史とキリスト教にも関心を持ったことです。
これも、島貫兵太夫の本を読んで、中途半端になっています。
三つめは、父や母の歴史、といってもだいそれたものではありません。
どんな生涯だったのかとか、昔の写真や残したものを見て整理することです。
自分も親になり、年も取ってきて、今になって親の気持ちがわかるようなことがあります。
毎日仏壇に線香をあげていますが、両親には感謝しかありません。
「結論で読む人生論」は、いろんな方の人生論が出ていました。
トルストイやたくさんの哲学者、宗教者、科学者、実業家、作家、勢古さん流のまとめ方で
いろんなことが知れました。
今思うとその中にあったことが、自分の頭の中にも残っているようです。
ヘルマン・ヘッセの「庭仕事の愉しみ」という本のことが、今でも関心を持っています。
また、勢古さんがあとがきに書いている三つの「人生の不文律」が参考になりました。
・他人のまっとうな人生を邪魔するな。
・望まれてもいないのに介入するな。
・自分で自分の人生をバカにしないこと。
以上のことを肝に銘じて、あと十年以上は頑張っていきます。孫の成長も見たいしね。
最後に「定年後に読みたい文庫100冊」
526ページにわたる厚い本です。
知らない本ばかりです。これに載っている本以上に他の本があるので、まず読めないでしょう。
でも参考にして、読書の量を増やしていきましょう。(願望です)
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