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宮ヶ瀬湖のツリー(神奈川県愛甲郡清川村)
こんにちは。
今日もありがとうございます。
人を頼る場合。
一般に自立心の強い人ほど、
人を頼ることは「甘え」だとして、とかく厭うものです。
しかし、「重い荷物の輸送」など、その程度が大きければ大きいほど人数が必要なように、
人を頼ることではじめて可能になることがあるのも事実。
つまり、「人に頼る」ことと「人に甘える」ことの違いをわかっていれば、
どんな相手であれ、気持ち良い力の貸し借りが出来るようになるわけです。
その違いを考えてみましょう。
☆ ☆ ☆
会話をしていれば、相手から時に質問をされますよね。
「それってどういう意味ですか?」
「ちょっとやり方がわかりにくいので、わかりやすい方法はありますか?」
「どこか素晴らしい神社はありませんか?」
…と、まあ、例なんて挙げるまでもないと思うんです。
しかし、同じ質問でも「誠実に答えたくなる相手」と「意地でも答えたくない相手」、
たいていの人は、この2つに分かれるものです。
もちろん「好き嫌い」や「得手不得手(えてふえて、振り仮名だとフランス語みたいですね(笑))」も、最大の要因でしょう。
しかし、「甘え」という観点から考えると、
質問ひとつ取っても、本人の自立心が明らかになってしまう場合があるんです。
誰だって、面倒事であるほど丸投げは嫌ですよね。
質問をする場合も、「質問という形をした丸投げ」かどうかが、
快い答えを引き出せるかを左右するのです。
つまり、正誤はともかく「自分で考えて答えを出しているかどうか」が大切なのです。
長々と「質問のお話」を例にしてきましたが、
「甘え」かどうかは結局、「自力で進んだかどうか」で決まるものです。
自分で努力するところまでは、しっかり努力してから力を借りる、
これが人間関係を健全に保つための誠意であり、礼儀です。
それをわかっていれば、自分が甘えているかがわかりやすくなるもの。
最も「100%の努力」なんて四六時中していられるわけがありませんが、
安易に力を借りない態度が、好感を呼ぶのです。
その「好感」なんてどうでもよくなった場合、
その時こそが、自力でがんばり尽くした時ではないかと、私は思うんです。
逆に、精一杯がんばった人が助けを求めてきた場合、
出来る限り、力を貸してあげて下さい。
人に力を貸せば、自分の力の見極めもしやすくなるし、
純粋に気持ちも良くなるんですよね。