
光都東京・LIGHTOPIA(東京都千代田区)
こんにちは。
今日も皆さん、ありがとうございます。
「頑張る」というのは、具体的にはどういうことを指すのでしょうか!?
私のケータイ辞書には
1.自分の考えや意志を押し通そうとする。我を通す。
2.(困難や障害にまけないで)精一杯努める。
3.警備を固めてそこから動こうとしない。
…という風に説明されています。
しかし、「具体的にどこからどこまで思考し手を付けて、行動したか」については、
「頑張る」という言葉だけでは具体性がないのです。
「以心伝心の仲でもないのに、「あれ」や「それ」で済まそうとする人」がおかしいことはすぐにわかりますが、
「頑張る」というのも実は、コミュニケーションの上では、同じレベルになってしまう危険をはらんでいるわけです。
話を少し戻しますが、「頑張る」という言葉はワイルドカードなのです。
つまり、「なにをもってして頑張ったということにするか」の基準が曖昧だから、問題なのです。
「頑張ったかどうか」の判断が、個人の主観的な裁量に委ねられてしまうから、
「頑張る」という考え方と「満足する」という感覚が乖離(かいり;掛け離れてしまうこと)してしまうのです。
ここまでお話すれば、「頑張る」という言葉にどんな代入や言い換えをすればよいか、
おわかりになると思うんです。
そう、「具体性がない」から問題になるし不満も溜まりやすくなるわけで、
せっかく精を出すのなら、具体的な言葉で意思のやり取りをしたほうが断然わかりやすいし、
すれ違いも少なく力を合わせやすい関係や環境が出来てくるのではないでしょうか。
「頑張る」という言葉は、一瞬の凶器ですらあります。
定義が難しい言葉はたくさんありますが、
「頑張る」というのは「命を削る」という性質がゆえに、
人や自分を追い詰めたりしてしまいかねないし、
逆に、ごまかしの意味で使われてしまうことすらあるのです。
そしてまた、「頑張る」という言葉を口にすればするほど、
そこにある関係を悪化させてしまう危険が増えてしまうのです。
自分にせよ、誰かにせよ。
頑張れたとか、頑張れなかったとか、
そんな無駄に力むようなことを考えても、
結局、待っているのは慢心か後悔しかないような気がします。
「頑張り」について漠然と考え込むよりも大切なことは、
いくらでもあるのです。
「頑張る」という言葉は、なるべく別な言葉に言い換えてみませんか。