
湯島天神の梅(東京都文京区)
こんにちは。
今日も皆さん、ありがとうございます。
どうも気掛かりだ、気に障る、心残りが強い…など、
「なんか放っておけないこと」って、たまにありませんか!?
たとえ取るに足らないことであっても、
いろんなことが引っ掛かってもいれば、
疲れてしまうのはある種、当然のことだと思うんです。
もしここを読んでいる皆さんがまさにそんな気分だったら、オススメしたい方法があります。
それは、「気になることをいちいち思い出してみること」です。
人間、同じことを続ける耐性というのは、
意外と持ち合わせていないものです。
たとえば、ボールを力いっぱいギューっと握っていても、
せいぜい1分くらいが限度でしょう。
「力いっぱい」ですから、1分間と言えど続けられる人は、
余程力があるか訓練を受けているか、
あるいはボールというものを愛してやまない人しかいないのではないかと、私は思うんです
(まあ最後の「愛してやまない」というくだりは冗談ですが(笑))。
要するに、気になるものをつかみ返すかのように、
あくまで「よし、やるぞ!!」と自分の意志として意識してやる、
こんな寸法なんですね。
こういうわけで。
「気に障ったり、どこか引っ掛かるぞ」という物や人がある場合、
中途半端でなく、あえて徹底的に頭で描写してみて下さい。
やっているうちに案外どうでもよくなってくること、
結構あるものですよ。
ところで、ここからはオマケみたいな話なんですが、
「幸せって長続きしないなあ…」とか、むなしい気分になった経験、
皆さんはないでしょうか。
これも「強く握る原理」が働いている気がするんですね。
向上心があるのは良いことですが、
人や物に「もっと、もっと…」とわがまま放題を働いていると、どうでしょうか!?
「要求ばかりしてしまっている」という点もそうですが、
「なにかをしてくれる物や人がある」ことのありがたみが、
加速度的にどんどん薄れていってしまうんです。
もちろん人間、たまには要求が強くなることがあるもの。
「自分の欲求を正確に把握したり、恩恵を受け取るかどうか、いちいち勘定しましょう」などと言われても、
出来る人はいないと思うんです。
しかし、「強い要求は、手に入れている幸せも失いかねないんですよ」と、一言だけ言っておきたいんですね。
誰だって幸せは噛み締めたいものだし、
嫌なこと、気に障ることは手放したいもの。
しかし、たまにその逆をやってみるとよいこともあるよ、というお話でした。