今日、5時限目の授業終わりに、骨盤の動きと体幹の動きについて優秀な3年生より質問されました。
私としては、「おいおい・・・」という感じでしたが、まだまだ理解されていないことを実感しました。
そこで、ここに再度まとめてみます。
1 骨盤前傾、体幹前傾は異なる。
骨盤前傾とは、体幹の軸と比較して、骨盤の軸が前に傾いていることです。
体幹前傾とは、体幹が前に傾いていることです。このとき、骨盤前傾の動きがなければ、体幹前傾という表現で、骨盤自体の傾きはない状態で体幹が前傾していることを意味します。要するに、空間的には、骨盤は前傾していますが、体幹の軸との相違がないために、骨盤の前傾とは表現しません。
2 骨盤前傾、体幹前傾ともに「現象」を表している用語である。
よく患者さんの症例報告に、骨盤前傾、体幹前傾とだけ記述しているものをみますが、それは良くありません。なぜならば、前傾は「現象」であり、それを構成する「運動」があるからです。
骨盤前傾の運動はどのようなものがあるでしょうか?
第一に、腰椎前彎です。通常、骨盤前傾は第3腰椎の前彎の程度で決まるといわれています。なぜならば、第4腰椎以下は靭帯で骨盤が結合しているからです。
第二に、股関節が屈曲することで、体幹は前傾しますが、上位腰椎が前彎、胸椎伸展により体幹軸と骨盤軸の間にずれを生じる場合です。主として胸椎レベルで伸展しており、そのため、結果的に骨盤前傾という現象になる場合です。
みなさん、それぞれの機能障害を考えてみてください。
機能障害が異なるわけです。第一の要因と第二の要因では・・・・
だから、大事になるのです。では・・・
私としては、「おいおい・・・」という感じでしたが、まだまだ理解されていないことを実感しました。
そこで、ここに再度まとめてみます。
1 骨盤前傾、体幹前傾は異なる。
骨盤前傾とは、体幹の軸と比較して、骨盤の軸が前に傾いていることです。
体幹前傾とは、体幹が前に傾いていることです。このとき、骨盤前傾の動きがなければ、体幹前傾という表現で、骨盤自体の傾きはない状態で体幹が前傾していることを意味します。要するに、空間的には、骨盤は前傾していますが、体幹の軸との相違がないために、骨盤の前傾とは表現しません。
2 骨盤前傾、体幹前傾ともに「現象」を表している用語である。
よく患者さんの症例報告に、骨盤前傾、体幹前傾とだけ記述しているものをみますが、それは良くありません。なぜならば、前傾は「現象」であり、それを構成する「運動」があるからです。
骨盤前傾の運動はどのようなものがあるでしょうか?
第一に、腰椎前彎です。通常、骨盤前傾は第3腰椎の前彎の程度で決まるといわれています。なぜならば、第4腰椎以下は靭帯で骨盤が結合しているからです。
第二に、股関節が屈曲することで、体幹は前傾しますが、上位腰椎が前彎、胸椎伸展により体幹軸と骨盤軸の間にずれを生じる場合です。主として胸椎レベルで伸展しており、そのため、結果的に骨盤前傾という現象になる場合です。
みなさん、それぞれの機能障害を考えてみてください。
機能障害が異なるわけです。第一の要因と第二の要因では・・・・
だから、大事になるのです。では・・・