新潟は佐渡ヶ島で生まれた、とてもめずらしい甘酸っぱい甘酒
その名も 『麹のおちち』。
米と麹のみから造られた正真正銘、甘酒。
けれども、造る過程が普通の甘酒とは異なります。
一般的な甘酒は、米と麹を60度ほどのお湯で混ぜ合わせて
およそ8時間から10時間で出来上がるのに対し
この麹のおちちは、約3週間もかかるのです。
(なんと約500時間!)
これは、甘酒を乳酸発酵させるためで
日本酒造りにおける酒母仕込みで行う、生もと造りのもと擂りという工程を
行ったあと、甘みを乗せながら乳酸発酵行うためなのだそうです。
(※追記
表記に間違いがあるとお店の方からご指摘を受け訂正いたしました。
ブログを読んでいただけたようで光栄です☆)
この乳酸発酵のおかげで
ヨーグルトのようなとろりとした甘酒ができあがります。
まろやかな酸味とすっきりとした甘さ。
そして、甘酒独特の香りがふわっと口の中に広がります。
甘酒風の香りがあるため苦手な方もいらっしゃるとは思いますが
ヨーグルトよりもやさしい味で私は好きだなぁと思います。
こちらの酒造の 造り手の方のお話では
「朝晩飲み続けたところ風邪を引くこともなく過ごせました。
3週間もかけて乳酸発酵をしているのですから
胃腸の働きをよくしたり代謝を活発にしたりと
身体を中から丈夫にする働きがあるはず。
しかし、分析してもらったわけでもないから科学的根拠はないけれどね」
とのこと。
日本人が古来から慣れ親しんでいる発酵食品ですから
身体によくないわけがないと私も思います。
ヨーロッパで生まれ、育ったヨーグルトよりも
断然日本人の身体に合っていると思いませんか?
~『麹のおちち』はこちらから→★~
さて、この日本生まれ 日本育ちのヨーグルト、
そのまま食べるのが滋味豊かで一番おいしいとは思うのですが
一応お菓子作りブログですから、なんとかしてお菓子を作りたいと思うわけです。
麹のおちちは、言ってみれば和製ヨーグルト。
というわけで、
パンケーキにしてみました。
普段、なかなかパンケーキは焼かないので
おそるおそるといった体で挑戦してみたのですが
これが、ありえないくらいの美味しさだったのです。
外はさくっと中はふんわり。
ふくよかでとてもやさしい甘さです。
麹のおちちを連想させる味はあまりしないのですが
隠し味的にいい仕事をしてくれています。
そう、とても深い味なのです☆
ビジュアル的な観点から麹のおちちを添えていますが
このパンケーキのおいしさを堪能するなら
ぜひ、焼きたてを何も付けずにぱくりといってほしい。
(あまりのおいしさにがっついてしまって、ゆっくり味わえなかった
というのが正直な感想ですが…笑)
本当におすすめです♪
**麹のおちちのパンケーキ**
<材料>
・薄力粉 100g
・B.P. 4g
・砂糖 20g
・塩 ひとつまみ
・卵 1個
・麹のおちち 40g
・牛乳 60g
<作り方>
1.薄力粉、B.P.、砂糖、塩をボウルに入れ泡立て器でよく混ぜ合わせる。
2.よく溶きほぐした卵に麹のおちち、牛乳の順に加え
その都度よく混ぜる。
3.1に2を一度に加え、泡立て器で練らないように優しく混ぜる。
(少々粉っぽいくらいで混ぜを止めるのがふわふわのコツ)
4.フライパンで好みの大きさに焼いたらできあがり。
「この美味しさを、もっと多くの人に知っていただきたい」
そんな風に思える味との出会いだったのでした。
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