この哀しみは
どうしたものだろう
せつない哀しみ
底知れぬ哀しみ
荒涼とした哀しみ
どんな言葉をつかっても
言い表すことが出来ない
今までの悲しみは
嘘っぱちの哀しみだった
だれかの哀しみを
写したのに過ぎなかった
枯木の姿を
哀しみと決めつけていた
しかし本当の哀しみは
沈んでいくだけだった
なにも言葉が生まれなかった
そこにあるのは
哀しみの習わしだった
人間はいままで本当の
哀しみを書くことが出来なかった
それでもまだ
哀しみを
書きつづけようとしている
この哀しみは
どうしたものだろう
せつない哀しみ
底知れぬ哀しみ
荒涼とした哀しみ
どんな言葉をつかっても
言い表すことが出来ない
今までの悲しみは
嘘っぱちの哀しみだった
だれかの哀しみを
写したのに過ぎなかった
枯木の姿を
哀しみと決めつけていた
しかし本当の哀しみは
沈んでいくだけだった
なにも言葉が生まれなかった
そこにあるのは
哀しみの習わしだった
人間はいままで本当の
哀しみを書くことが出来なかった
それでもまだ
哀しみを
書きつづけようとしている