今日は、第2火曜日です。
いつもなら「めぐみ在宅クリニック」でのデスケースカンファの日ですが、今日は今までのデスケースや緩和ケア研究会で課題として残ったことを、いかに声にあげて行くかと言う話し合いになりました。
矛盾だらけの介護保険、実際おこった事象をただ愚痴るのではなく、言語化して声をあげて行かなければ、なにも改善しない。
今回、メディアを含め、それを訴える機会があり、小澤先生もそこに出席するとのことでした。
短い昼休みの中で、泉区の大姉御ケアマネYさんからは、ヘルパーの地位の低さについて発言がありました。
<看護師は、国家資格を取るために一定以上の水準のカリキュラムで教育され、時間をかけて育成され国家試験に合格しなければ看護師にはなれないので、たとえデイのパートであろうと、病院の看護師であろうと同じ教育をうけてきている。
その資格があるからこそ、賃金や地位も最近では見直されてきている。
しかし、ヘルパーは高校生でも2級ヘルパーを取得できるし、2か月くらいの実習でだれでも取得が可能であり、その意識や技術の差はかなり大きなものになっている。
一時は、全員介護福祉士へ、と言う話もあったけれどこれも立ち消えてしまった。
看護師のように、準看制度を廃止し、看護師の地位を向上させようと言う気概はどこにもない。
だから、いつまでたっても、医療と福祉の溝が埋まらないのではないか。
これをやろうとすると、対象者が激減して、今度は圧倒的に人出不足になってしまう。ここをなんとかして、ヘルパーの水準と地位を上げていかなければならないのでは・・・。>
と発言されていました。
確かに、私もよく感じていました。
あまりにヘルパーさんの技術もモチベーションもプロ意識も、大きな開きがあると。
これは事業所の体質にもよりますが、実際はもっと医療との連携で、必要な技術や知識を身につけられるように育成すべきなのだとおもいます。
しかしこれも、多分に厚生労働省の決めた介護保険と医療保険の異常な仕分けや、法律によってがんじがらめにされ、自分たちの立場を守るために「何も手を出さない。」という悪循環に至っているのだと言う思いは、全員持っていました。
戸塚区の、ケアマネ兼看護師件めぐみの強力サポーターAさんも同様の意見でした。
ケアマネにしたって、理由ずけをさせることで、湾曲した解釈をあえてさせ、何かあれば『ケアマネのせいだ!』として『返金せよ!』のお達しが来る。
看護師業務にしても、医療保険と介護保険になぜか強制的に分類される事で起こる問題もあります。
たとえば、同じ病状であっても、厚生労働省が定める特定疾患は医療保険で、それ以外は65歳以上は介護保険になるわけです。
難病の患者を抱え、家族も病気や仕事を持っている方がいます。
今まで介護保険を申請しなかったのは、医療を優先するためもありました。
しかし、ヘルパーや入浴など今後は介護保険を使わなければ立ち行かなくなったときに、必然的に訪問看護も介護保険になりました。
そして、今後家族の病気治療が開始された時、家族の入院が必要になった時、家族が急に具合が悪くなったときに難病の患者をどうしようかと悩みました。
こちらのアドバイスもあり、小規模多機能も視野にいれ考えましたが、小規模多機能事業所には、なぜか医療保険では訪問看護に行けますが、介護保険では入ることが出来ません。
小規模多機能にも一応看護師はいるのですが、就労時間も短く対応しきれないのが現状です。
素朴な疑問として、何故同じ人間が医療保険から介護保険に変わっただけで、必要な看護がうけられないのか?と言う事です。
地域密着とかなんとかいって、ほとんどの単位を持って行ってしまうので、残った単位ではろくなサービスは受けられないのが現状です。
それでも、必要な時にすぐにお泊まりが出来て、デイとしてつかったり、そのまま家にも来てくれたりと、ケースによってはかなり使いかってはいいんですが、重症度が上がり、医療機器などがあると結局利用を断念するしかないのです。
褥瘡でもあれば、特別指示書で一時的に医療保険に出来ますが、全部が全部特別指示書と言うのも・・・
また、訪問入浴には看護師が必ず一人付いてきますが、彼女たちの仕事はとても規制されていて、どんなに技術や知識を持っていても、当たり前の看護師の仕事をすることが出来ないのです。
たとえば、IVH。
入浴前にポートの針を抜き、入浴後にルート交換をして針を刺し直す。
これは、出来てもしてはいけないんです。
看護師なのに・・・
そのために、訪問看護師をわざわざ派遣して、その時間に合わせて訪問したりするわけで、なんかすごくもったいないですよね。
お金も、マンパワーも。
こんなバカげたことは、もっとたくさんあるのですがきりがないですね。
これも全部お上にいわせれば、理由はあるのでしょうが、結局法律の壁ですね。
どこかの事業所が多額の不正請求をしてから、ますます厳しくなった介護保険ですが、一体だれのための何のための介護保険なのか、もう一度考え直してほしいと思いますね。
で、このことについて、近日中にレポートして下さいと言われてしまい、ヒエ~。
又も自分の首がしまっていくのを感じました。
このブログそのままコピーして送ったら怒られるかな・・・?
ああ・・・でも勉強、勉強。頑張ります。(来週の緩和ケア研究会も私のプレゼンだって・・・)
事務方に 尻を叩かれ 記録書く チ~ン
いつもなら「めぐみ在宅クリニック」でのデスケースカンファの日ですが、今日は今までのデスケースや緩和ケア研究会で課題として残ったことを、いかに声にあげて行くかと言う話し合いになりました。
矛盾だらけの介護保険、実際おこった事象をただ愚痴るのではなく、言語化して声をあげて行かなければ、なにも改善しない。
今回、メディアを含め、それを訴える機会があり、小澤先生もそこに出席するとのことでした。
短い昼休みの中で、泉区の大姉御ケアマネYさんからは、ヘルパーの地位の低さについて発言がありました。
<看護師は、国家資格を取るために一定以上の水準のカリキュラムで教育され、時間をかけて育成され国家試験に合格しなければ看護師にはなれないので、たとえデイのパートであろうと、病院の看護師であろうと同じ教育をうけてきている。
その資格があるからこそ、賃金や地位も最近では見直されてきている。
しかし、ヘルパーは高校生でも2級ヘルパーを取得できるし、2か月くらいの実習でだれでも取得が可能であり、その意識や技術の差はかなり大きなものになっている。
一時は、全員介護福祉士へ、と言う話もあったけれどこれも立ち消えてしまった。
看護師のように、準看制度を廃止し、看護師の地位を向上させようと言う気概はどこにもない。
だから、いつまでたっても、医療と福祉の溝が埋まらないのではないか。
これをやろうとすると、対象者が激減して、今度は圧倒的に人出不足になってしまう。ここをなんとかして、ヘルパーの水準と地位を上げていかなければならないのでは・・・。>
と発言されていました。
確かに、私もよく感じていました。
あまりにヘルパーさんの技術もモチベーションもプロ意識も、大きな開きがあると。
これは事業所の体質にもよりますが、実際はもっと医療との連携で、必要な技術や知識を身につけられるように育成すべきなのだとおもいます。
しかしこれも、多分に厚生労働省の決めた介護保険と医療保険の異常な仕分けや、法律によってがんじがらめにされ、自分たちの立場を守るために「何も手を出さない。」という悪循環に至っているのだと言う思いは、全員持っていました。
戸塚区の、ケアマネ兼看護師件めぐみの強力サポーターAさんも同様の意見でした。
ケアマネにしたって、理由ずけをさせることで、湾曲した解釈をあえてさせ、何かあれば『ケアマネのせいだ!』として『返金せよ!』のお達しが来る。
看護師業務にしても、医療保険と介護保険になぜか強制的に分類される事で起こる問題もあります。
たとえば、同じ病状であっても、厚生労働省が定める特定疾患は医療保険で、それ以外は65歳以上は介護保険になるわけです。
難病の患者を抱え、家族も病気や仕事を持っている方がいます。
今まで介護保険を申請しなかったのは、医療を優先するためもありました。
しかし、ヘルパーや入浴など今後は介護保険を使わなければ立ち行かなくなったときに、必然的に訪問看護も介護保険になりました。
そして、今後家族の病気治療が開始された時、家族の入院が必要になった時、家族が急に具合が悪くなったときに難病の患者をどうしようかと悩みました。
こちらのアドバイスもあり、小規模多機能も視野にいれ考えましたが、小規模多機能事業所には、なぜか医療保険では訪問看護に行けますが、介護保険では入ることが出来ません。
小規模多機能にも一応看護師はいるのですが、就労時間も短く対応しきれないのが現状です。
素朴な疑問として、何故同じ人間が医療保険から介護保険に変わっただけで、必要な看護がうけられないのか?と言う事です。
地域密着とかなんとかいって、ほとんどの単位を持って行ってしまうので、残った単位ではろくなサービスは受けられないのが現状です。
それでも、必要な時にすぐにお泊まりが出来て、デイとしてつかったり、そのまま家にも来てくれたりと、ケースによってはかなり使いかってはいいんですが、重症度が上がり、医療機器などがあると結局利用を断念するしかないのです。
褥瘡でもあれば、特別指示書で一時的に医療保険に出来ますが、全部が全部特別指示書と言うのも・・・
また、訪問入浴には看護師が必ず一人付いてきますが、彼女たちの仕事はとても規制されていて、どんなに技術や知識を持っていても、当たり前の看護師の仕事をすることが出来ないのです。
たとえば、IVH。
入浴前にポートの針を抜き、入浴後にルート交換をして針を刺し直す。
これは、出来てもしてはいけないんです。
看護師なのに・・・
そのために、訪問看護師をわざわざ派遣して、その時間に合わせて訪問したりするわけで、なんかすごくもったいないですよね。
お金も、マンパワーも。
こんなバカげたことは、もっとたくさんあるのですがきりがないですね。
これも全部お上にいわせれば、理由はあるのでしょうが、結局法律の壁ですね。
どこかの事業所が多額の不正請求をしてから、ますます厳しくなった介護保険ですが、一体だれのための何のための介護保険なのか、もう一度考え直してほしいと思いますね。
で、このことについて、近日中にレポートして下さいと言われてしまい、ヒエ~。
又も自分の首がしまっていくのを感じました。
このブログそのままコピーして送ったら怒られるかな・・・?
ああ・・・でも勉強、勉強。頑張ります。(来週の緩和ケア研究会も私のプレゼンだって・・・)
事務方に 尻を叩かれ 記録書く チ~ン