こぶた部屋の住人

訪問看護師で、妻で、母で、嫁です。
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ケアマネが訪問看護師に望むこと。

2010-05-22 23:28:12 | 訪問看護、緩和ケア
今日、県の訪問看護ステーション連絡会に行ってきました。

一部に淀川キリスト教病院訪問看護ステーションの所長高沢洋子氏による講演があり、軽妙で迫力のある関西弁の語り口は絶妙で、何とも魅力的でした。
病院立と言う特性をフルに生かして、在宅と病院の連携がとても強く、各科医師や専門看護師との月例カンファや、老健との月例カンファも持つなど、羨ましい活動をされていました。
漫談とも言えるような、笑える語りの中で、十分な情報を盛り込んでの講演は、最近の講演の中で一番インパクトがありました。
うまい!!って感じですね。
機会があったら、一度お聞きください。
人を引き付ける話のしかたはこれだ!という勉強になります。

2部は、総会ですのでもろもろの報告が主でしたが、そのなかで「ケアマネジャーの訪問看護サービスに対する意識調査ー訪問看護サービス導入を選択判断する際の要素についてー」というアンケートの調査結果が報告されました。

なかなか興味深い内容でしたが、最後に「訪問看護ステーションに望むこと」という項目があり、いろいろ書いてありました。

24時間対応や土日の対応への要求、人材確保や連絡方法の検討などはまあ当然出てくると思いますが、「家族が在宅の選択をしたことをもっと考えて、家族への精神的支援をしてほしい。」「生活の視点でもっと見てほしい」「介護保険の仕組みをもっと理解して担当者会議やケアプランの実施という意識を持ってほしい。」「医師との間に入ってほしい。」「連携をもっととり、情報交換をしてほしい。」etc・・・

これって基本なんだけどな~。

あげく「ケアマネを下に見ている態度を感じることがある。対等な立場でチームとして、医療のプロとしてのオブザーバー的な役割を果たしてほしい。」というのがすごく多くて、は~って感じでした。

そうか、そう感じる人いるんだ。いやいや私は低姿勢だと思うんだけど・・・。
でもたしかに、とんでもなく勘違いした人もいるから、そういう人に当たったケアマネさんはむかっときますよね。

この辺では、ケアマネさんとのトラブルはほとんど聞かないけれど、やっぱ不満はあるんだろうな~
チームとして仲良くやりたいと思っているし、医療保険で入ってもケアマネさんとは情報交換してるつもりでしたが、ぶっちゃけて話す機会も、もっと持たないといけませんよね。

そういう意味では瀬谷区ステーション連絡会でのセミナーは、いい機会だと思っています。

頼むから、「家族支援をしてほしい。」とか言われるような訪問しないでほしいなー・・。と思います。