t-catの徒然寄稿

興の赴くままの煩悩炸裂日記です。買い物(散財)やら、最近のハマリ物公開中。猫(ラグドール)と暮らして18年が過ぎました。

こけましたよね? マテさん、けっつまずきましたよね??

2012-10-27 22:02:19 | 興の広場


昨日は興奮冷めやらず、
自宅へ帰ったら

熟睡しました。

眠かったもので…
身体は正直。

ですので、ホントなら昨日の内に書きたかった、
ミュージカルエリザベート20周年記念コンサートの初日につきまして。

行って来ましたよ!
渋谷のシアターオーブ。

エリザベートフリークの私が
逃すはずがございません!

しかも、本国版、
トートは、マテ・カマラスさんですよ、
逃す手はございません!

しかも、あやしい神父さんみたいな日本語ではなく、
ドイツ語版なんですから!

シアターオーブは開業してまもなく、
大変キレイで大きな劇場なんです。

が。

ちょっと。でかすぎると思います。

後ろの客席から舞台までの距離が
ちょっと…ありすぎ???
帝劇ですら広い? と思ってますので
ちょっと…どうでしょう、
チケット取る時は後ろの席になった場合、
オペラグラス必須となります。

特に今回は字幕つきの演目ですので、
えええー! って思いました。
ええ、後ろの席だったので。
思いっきり…

チケット代けちった私がばかだった。
でも、1階席だったのでよしとします。



演目につきましては、
過去に何度も書いてますのではしょります。

毎度ながら、
エリザベートは楽曲が素晴らしく
感情を揺さぶられます。
特にドイツ語との絡みは素晴らしい。

曲は母国語に合わせて書かれているので、
言語と旋律の組み合わせは重要すぎますね。

で、宝塚版用に書かれたという、
愛と死のロンド。
トートがエリザベートに恋する瞬間の、
乙女チック(変な比喩だ)な歌詞でして、
これ、ドイツ語できいてみたいと思ってました。

それが、実現したわけで一瞬ときめいたのです。

が。

なんか、座りがわるい…

日本語の歌詞に合わせてかかれた楽曲ですので、
いくら作曲家が同じ人でも
ドイツ語との馴染みが今ひとつ。
無理してるなあ、という印象がぬぐえず。

ただ、歌詞が良くてですね、
この1曲でエリザベートとトートの関係性、
そしてフランツ・ヨーゼフとの三者・三角関係の始まりが
これでもかと提示されていて、
ああ、だからトートはエリザベートに固執したんだ、と
今ごろになってわかった次第でして、
そこは良かったのです。

演出は演目ごとに変わるのは新鮮ですし。
振りつけも違ってて当然なのでそこは気になりません。

けど、1幕ラスト、額縁の中から出てくるエリザベート、
星のティアラを頂いた著名な肖像画のワンシーンを切り取ったかのような
シンプルな演出はとにかく美しい。
溜息ものでした。

いろんな人が演じるエリザベートを見てきましたけど、
当然、マヤさん演じる本人も何度か見てますけど、
今回のマヤさんのエリザベートが一番キレイだったような気がします。

二幕目は、もう、転落していく展開が胸に痛く、
何度見ても飽きません。

メリハリがきいてる本国版の方が、もう、断然好み。

途中、字幕が表示されなくて「故障?」ってところも、
実は…というおまけつき。
ネタばれになるから詳しく書きませんが、
粋な演出でここもグッド。

そしてクライマックス、
エリザベートとフランツが歌う夜のボート。
出会ったふたりが恋を語らっているのと同じ旋律で
すれ違う心を歌うという、なんとう皮肉。
お互いの目で見られたら、
私の思いもわかるだろう、と恋するふたりは歌い、
破綻した夫婦は嘆くわけです、
なんでわかりあえないんだろう、と。

ああ、深い。

で、ここでタイトルになるわけなんですが、
最後の最後のクライマックスで。

トートのマテ・カマラスさん、
エリザベートを抱いて黄泉の国へ…っていう
最大の見せ場でそでへ退場する、
まさに消える瞬間、
暗転する一瞬前で。

けっつまずいたんです。

そう見えたんです。

絶対、こけてます。

ですよね?
マテさん、こけましたよね???


そして、初日(というのは終わってから気付いた)、
メインキャストの挨拶と、
マヤさんの引退宣言(残念だあ…場内はしーんとしましたよ…)、
そしてトートとルドルフのデュエット、
闇が拡がるを再度演じて下さいまして。

みなさんで歌いましょうというわけです!!!

トートは日本語で(でもところどころ間違えてた)
ルドルフはドイツ語とさびのところは日本語で
(やっぱりこっちもまちがえてた)
その彼らのボーカルと、
生のフルオーケストラに乗って歌うなんてぜいたく、
そうそう味わえる物じゃありません!

ええ、下手でしたけど下手なりに歌いまくりました。

快感でございました!

そんなこんなで帰って数時間後。
右手と左手が痛いので良く見て見たら。

どっちの手にもでっかい青タンが。

拍手のしすぎで青タンができてしまったようなんですね、
そんなに良かったのかと問われてみれば。

ええ、よかったです、とお答えしましょう、
チケットには若干余裕があるようですので、
お近くの方、興味のある方、ぜひ。

マヤさんのエリザベート、見納めですよ。


コメント (2)
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