t-catの徒然寄稿

興の赴くままの煩悩炸裂日記です。買い物(散財)やら、最近のハマリ物公開中。猫(ラグドール)と暮らして18年が過ぎました。

こっちの宝石なら買えるから

2021-03-22 21:31:45 | 2021年新型コロナまだまだ続く日記
先日購入した、パイロット万年筆のカスタム743。
本格的に使うようになり、最近やっと折り合いがつくようになりました。

変な言い方ですかね、
でも、画材って、アナログだと
「折り合い」つけながら使う部分あると思うんですよ。

今、マンガはデジタル作画が主流なので、
つけペン使う人はもしかしたら年齢層が上かもしれません。
あのペンだって最初から流麗な線なんざ描けないんです。
どうしても好みの線が描けない時は、
紙変えたり、インクを墨汁に(あるいは逆)変えたり、
ペン先のメーカーを変えたり、
ペン先の種類を変えたりして
自分の線を作っていくんですよね。

素人だって何度も試行錯誤するんです、
きっと万年筆もそうなんだよ、と最近気づきました。

合わない、書きにくい→違う万年筆にチャレンジ

これを延々繰り返してました、私。

マンガのつけペンはコストそんなにかからないんです。
私が描いてた当時、グロスで1万まで行かなかったんじゃないかな。
(グロスは12ダース×12ですよ)
インク瓶も200円しなかったんじゃないかなー。
墨汁はピンキリです、けど、漫画家御用達・墨の花、
これは高かったなあ。当時で1000円以上したかも。
私はパイロットの製図インク一択でした。

マンガの作画の話が長くなった。

つまり、10代の頃から、私はパイロット製品のお世話になっていたので、
相性が合うのかなと思ってます。

でも、自分が納得いく字は、
上で書いた作業を繰り返さないと会えないんですよ。

ペンとインクと紙。
理想の姿を求めて、万年筆ユーザーは放浪するのです。
でも、私はそろそろ落ち着きそうです。
よかった、よかった。
浮気はするかもしれないけど。

で、表題の件です。

宝石とは、ジュエリーやジェムではなく、インクの話。

image

万年筆ユーザーには
インク沼という病があるそうで、
様々なメーカーさんのインクを片っ端からコレクション、
字を書いて書き味を堪能する層が一定数います。
それこそ色を集めるのが至高の楽しみになってるんですね。

私は、インクはあくまでも字を書く為のものなので、
沼には入ってません。

でも、再度、上にも書いたように、
ペンに合うインク探しはしてます。

ホントに違うんだから……

もう、なんでこんなに違うんだろう、ってくらい
書き味が違うんだから……

インクも、筆で描くようにじゃぶじゃぶ使えませんから
減りませんから、
あまり手を出さないようにしてますが、
でも、宝石の名前のこのインクは別。

ペリカン・エーデルシュタインの、
タンザナイト(ブルーブラックね)にトパーズ(スカイブルーだ)。

本物の石は買えませんが、インクだとお手頃なので
この2つの宝石は大切に使いたいと思ってます。

宝石より安いとはいえ、
エーデルシュタインは、1個で、
パイロットの万年筆インクが4個以上余裕で買えるお値段なので、
あまりお勧めはしませんが、
紙の上に字が乗りやすいし、ペン先ひっかかりませんし、
発色キレイです。
コメント
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