※このブログは、あくまで個人的な覚書であり、このブログを参考にして修理・分解を行ってカメラが壊れてしまっても一切責任は持ちません。
<分解(続き)>
2)PEN EES-2は焦点調整機能が付いている(EEと一番違うところ)。ので、レンズ部を迂闊に分解していくと組立て後にピントが合わなくなる可能性がある。ので、この時点でカメラを次の設定にする。
a, 絞りをAUTOにあわす。
b, 焦点距離を無限大(山の形)に合せる。
c, ASAを400にあわせる。
これに設定を合せておき、下の写真で赤線で示した部分に油性インクでフリーハンドでいいので線を引いておく。
レンズに線は引いてはいけないので気をつけて。仮に引いてしまっても無水エタノールで洗えるけれど。

これをしとくと、後々作業は結構楽になる。ま、やらなくても何とかならんでも無いけど。でも、絞りとかASA感度とかは覚えとく必要があると思う。
3)エプロン(カメラの底の部分)を外す。ネジ2本だけ外せばおしまい。ただ、フィルム巻き上げ時のロック解除のボタンがポロッと取れてくるので注意。
4)銘板を外す。PEN EEではぐるっとネジって外していたけれど、EES-2では良く見ると側面にイモネジが入っている。下の写真の赤丸の中にネジがある。これが計三ヶ所あって、これを全部緩めて、銘板を上に持ち上げるとポコッと外れる。EEと同じように捻ってしまうと、銘板から飛び出てる突起が折れる事もあるらしいので要注意。ちなみにイモネジは精密ドライバー(1mm)で外せる。六角レンチはいらない。

5)銘板が外れると、下の写真みたいになる。この漏斗みたいになっている部分を手でクルクルと回すと簡単に外せる。

この時点で、露出計がなぜ動いていないかが判明する。

なんと赤丸で囲った部分で示しているが、リード線が断線している。このリード線はセレン光電池と露出計を繋いでいる線。そりゃ切れれば動作しなくなる。ようは、これを繋げば治る可能性高し。
とはいえ、このままではリード線を繋ぐ作業が非常にやりにくく、半田ごてで変なところを溶かしたりしてしまうかもしれない。さらに分解を進めよう。
6)銘板を外したあと、中からさらにネジが登場する。まず赤色で囲ったネジを外す。

これで、セレン受光部のユニットが取れる。ここで本体側の中を良く見ると、小さなボールベアリングが入っている。これはASA感度を設定する部分のクリック感を出すための物であり、無くすとこのクリック感がなくなってしまうので、外しておくかセロテープなどで固定して置くと良い。
さらに、残りのネジを外す。すると、焦点調整リングが外れる。ここでも本体側にベアリングが見えると思うので、これも外すかセロテープで仮止めしておく。
最後に真鍮製のネジが3つ現れる。ちょっと固くなっていたので、防錆・潤滑用の薬品を塗ってしばし置く。すると比較的簡単に緩める事が出来た。

<分解(続き)>
2)PEN EES-2は焦点調整機能が付いている(EEと一番違うところ)。ので、レンズ部を迂闊に分解していくと組立て後にピントが合わなくなる可能性がある。ので、この時点でカメラを次の設定にする。
a, 絞りをAUTOにあわす。
b, 焦点距離を無限大(山の形)に合せる。
c, ASAを400にあわせる。
これに設定を合せておき、下の写真で赤線で示した部分に油性インクでフリーハンドでいいので線を引いておく。
レンズに線は引いてはいけないので気をつけて。仮に引いてしまっても無水エタノールで洗えるけれど。

これをしとくと、後々作業は結構楽になる。ま、やらなくても何とかならんでも無いけど。でも、絞りとかASA感度とかは覚えとく必要があると思う。
3)エプロン(カメラの底の部分)を外す。ネジ2本だけ外せばおしまい。ただ、フィルム巻き上げ時のロック解除のボタンがポロッと取れてくるので注意。
4)銘板を外す。PEN EEではぐるっとネジって外していたけれど、EES-2では良く見ると側面にイモネジが入っている。下の写真の赤丸の中にネジがある。これが計三ヶ所あって、これを全部緩めて、銘板を上に持ち上げるとポコッと外れる。EEと同じように捻ってしまうと、銘板から飛び出てる突起が折れる事もあるらしいので要注意。ちなみにイモネジは精密ドライバー(1mm)で外せる。六角レンチはいらない。

5)銘板が外れると、下の写真みたいになる。この漏斗みたいになっている部分を手でクルクルと回すと簡単に外せる。

この時点で、露出計がなぜ動いていないかが判明する。

なんと赤丸で囲った部分で示しているが、リード線が断線している。このリード線はセレン光電池と露出計を繋いでいる線。そりゃ切れれば動作しなくなる。ようは、これを繋げば治る可能性高し。
とはいえ、このままではリード線を繋ぐ作業が非常にやりにくく、半田ごてで変なところを溶かしたりしてしまうかもしれない。さらに分解を進めよう。
6)銘板を外したあと、中からさらにネジが登場する。まず赤色で囲ったネジを外す。

これで、セレン受光部のユニットが取れる。ここで本体側の中を良く見ると、小さなボールベアリングが入っている。これはASA感度を設定する部分のクリック感を出すための物であり、無くすとこのクリック感がなくなってしまうので、外しておくかセロテープなどで固定して置くと良い。
さらに、残りのネジを外す。すると、焦点調整リングが外れる。ここでも本体側にベアリングが見えると思うので、これも外すかセロテープで仮止めしておく。
最後に真鍮製のネジが3つ現れる。ちょっと固くなっていたので、防錆・潤滑用の薬品を塗ってしばし置く。すると比較的簡単に緩める事が出来た。

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