食事の支度中、手が離せなかったので
暇そうなダンナに、声を掛ける
「手が空いてるなら、パックの鶏肉、小分けにして
冷凍庫にしまってくんない?」
大容量の鶏を買ったので、使う分ごとに冷凍保存しとくのが、常。
「あいよ~」と返事のダンナ。
ラップ、鶏肉パックを手に、ダイニングテーブルへ。
ところが、テーブルには、いつものようにむぎがいる。
お気に入りの箱は、すっかり歪んでしまったけど
相変わらず、テーブルの上の、箱の中に収まって、お寛ぎ中。
普段なら、箱ごと持ち上げて、リビングへ移動させるのも、ダンナの仕事。
なのに、どうやら面倒だったのか
「まぁ、このままいてもいっか」と、箱入りむぎをその場に置いたまま
鶏肉の小分け作業、開始。
すぐ横で始めたので、当然むぎも気づいて
「おや父さん、これはお肉ですね?」
「もんのすごく、興味深げに見てるよー。
食べられないように注意してよね。」と、私が心配して言うと
「生肉だし、そんなにグイグイいかないでしょ」と楽観的な答え。
・・・えーーーー、生肉でもガブッといくときゃ、いくっしょ💧
お外の猫さんや、昔の猫さんは、鳥やネズミを狩ってたんだし
=新鮮すぎる生肉じゃないの(-_-;)
まぁ、ダンナが作業してる目の前だし、
食べようとしたら、すぐ制止できる距離だから、平気かぁ。
ちょいと箱から顔を乗り出して、見学していた、むぎですが
むぎなりに、作戦を思いついたようで・・・
「リラックスして、体をストレッチしてるだけ~」
ってフリして、ラップに包まれた鶏肉に、手を伸ばす。
ダンナと目が合うと、手を引っ込める。
「やだなぁ、狙ってなんていませんよ~」って顔。
むぎ的には、さりげなーくやってるつもりだろうけど
・・・狙いがバレバレです。