流離未踏

流れの果てにあるものは・・青天霹靂

沈丁花の匂いに誘われて

2022年03月14日 | きょうの夕景
鼻先を微かな甘い香りがかすめるが、匂いの元がみつからない。

花の匂いが記憶の糸口になり、若い頃に住んだ借家を思い出した。

玄関脇にあった沈丁花は多くの花を咲かせて香りも強かった。
木が立っていたのはトイレの前だったので目隠しや臭い消しの意味合いがあったのかもしれない。

夏だと思うが、裏手にあった沼地からウシガエルの鳴き声が聞こえたのもなつかしい思い出になる。

芽吹きの季節はどこを散策しても心浮き立つ。そして、過去の色々なことを思い出させてくれる。

THE BLUE HEARTS

2022年02月06日 | きょうの夕景
ドブネズミみたいに・・♪


バブル期真っ只中の1900年代後半だったと思う。
ラジオから流れて来たその曲を初めて聴いた瞬間、体内の細胞が収縮して胸に熱くて重いものがぶち当たったような衝撃が走った。

世間は有頂天時代だったが、自分自身はどん底で将来に不安を感じていた。
手作業でやる仕事は確実に減りつつあり、すべての作業がコンピュータに置き換わるのは目前にせまっていたので、あせりや葛藤があったのかもしれない。

音楽から力を得られるなんて今でも思ってないが、そのときに心の内で何かが確実に変わったのは今でも覚えている。

(2022年2月5日)
そして長い年月が過ぎ、「
夕暮れ」の中を一人歩いていたりすると、当時のことを懐かしく思い出す自分がいる。

スローバラード

2021年12月16日 | きょうの夕景
先日訪ねたN街区の給水塔の外観に変化は見られない。
まだ解体工事は始まってないらしい。

しばらくの間、定点観測してみようかな。

前回記事 N街区の給水塔 2021年12月16日

(2021年12月16日)
こんな夕日を眺めていたら無性にスローバラードが聴きたくなってきた。
忌野清志郎の曲を聴きながら湯豆腐をつまみに軽く一杯飲みたい気分だ。