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~球児たちの あしあと~

試合に勝つための練習をしよう!

2011-05-31 | 中学野球

こんばんは。
今日は風も止み、久しぶりの晴天暖かい一日でした

いつも練習を見ていて思うんです。
前にも書いたことがありますが、「練習のための練習」と「試合に勝つための練習」の違い・・・

この2つの言葉の大きな違いを、球児のみなさんは考えたことがあるでしょうか?

一生懸命毎日練習する先には、試合で打ちたい!エラーをしたくない!勝ちたい!!
・・・という想いを持ってみんな練習していることでしょう。

そのためには、練習のための練習ではダメだということだと思います。
以前この2つの言葉を野球の師匠から聞いて、どういうことなのか?を考えました。

答えは練習する選手を見ていると、あ~そういうことか!と気付きました。

バッティング練習をしているから打つ・・・
守備練習をしているから守る・・・
ノックを受けているから必死に取りに行く・・・

流れでみんながこの練習をしているから、その練習をこなす・・・じゃダメなんですよね。
ノックの一球一球を、試合相手の打球だと考えて必死に取りに行っているか・・・

上手く説明できませんが、そういうことなんだと感じました。

練習日、ランニングから始まりダウンまで、それが試合だと思って練習できている選手がどれだけいるか。
この練習での打席が、もし試合で最終回2アウト満塁 ここで自分が打ったら逆転サヨナラの場面だったとすると
一球を狙う気持ちは、練習のための練習をしている選手も違っているんじゃないか・・・?と、想う事があります。

私は野球をしたことがないから、野球をする少年たちをすごいなぁ~と思い尊敬もします。
野球の奥深くは知らないので偉そうには言えないのですが・・・
でも見ていて、この一つひとつの練習が試合の場面だと意識を持って練習できる選手がどれだけいるのか。

きっとそんな意識で練習が出来ている選手は試合でのイレギュラーにも
動じることなく冷静に試合を運んでいけるんじゃないか。

こういう場面に遭遇したらこう対処する・・・
実際の試合では思うようにいかないことばかりだと思いますが、
試合で起こりうる想定練習を、身体と心の準備をしている選手と、
準備出来ていない選手とでは随分違ってくる・んだろうなぁ・・・と
ふとそう思うことがあります。

今日のタジケンさんからのメルマガにも、たまたまブルペンでのピッチャーの話しでしたが
同じこと言われているなぁと思う内容で、ピッチャーだけではなく練習での自分の守備や打席に置き換えて
ぜひ読んで戴きたい内容です。

「試合に勝つための練習」とは・・・を、自分の日々の練習がどうなのか?と振り返り
次の練習からは「練習のための練習」ではなく「試合に勝つための練習」をして欲しいなと思います。

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~今日のタジケンさんレポートより~

今日のテーマは【ブルペン】

通算176勝の左腕・星野伸之投手(阪急・オリックス―阪神)の『真っ向勝負のスローカーブ』より紹介します。

「ブルペンの投球練習で3種類の球を持つ僕には、6パターンの練習が必要である。

ストレートを投げた後のカーブ、ストレートを投げた後のフォーク、カーブを投げた後のフォーク、さらにそれぞれの逆もあるので3×2=6パターンの想定をしなければならない。それが実戦的な練習だ。

ストレートならストレート、カーブならカーブと、同じ球種を何球も続けて投げ込むことも必要だけれど、実戦で前の球と違う球種を投げるとき、微妙に感覚が狂って失投してしまうケースを考えれば、この6パターンの練習はぜひしておかなければならない。試合で実際に投げるケースを常に頭に描きながら練習しないと、身にならない」

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ただ投げるだけがブルペンではないということですね。常に試合を想定する。試合でやることは、同じようにやっておく。

普段やっていないのに、そのときだけやろうとするのでは、失敗する確率は高くなります。試合のための準備をする。それがブルペンということです。

もちろん、ストレートだけ、カーブだけ投げる日も必要でしょう。外角低めのストレートの精度を高めたいからそればかり投げるという日もあっていいと思います。

でも、それだけではいけない。やっぱり、試合でどれだけ投げられるかですからね。セットポジションもやれば、クイックもやる。ピッチドアウト(ウエスト)の練習だって必要です。

試合でやることは全部やっておく。ブルペンでそれができなければ、試合でできるわけはないんですから。

<試合で想定されることはすべてブルペンで練習しておく。ブルペンでも常に試合を想定して投げる>

ただ「100球投げました」という練習ではなく、「●●を想定して、100球投げました」といえるようになっていきましょう!