隊長が観た「テレビ番組」を紹介するシリーズの第326回は、『ドラマ 「半沢直樹」』をお送りします。
恒例の、7月から始まった連続TVドラマを批評するコーナーの一本目は、『私の家政夫ナギサさん』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/dbdc98578794798701b3a7c0c025d8f5 、
二本目が、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/f0e1db14f36e044af2a50937e1c3e4b1 、
三本目は、『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/ffc5742029d5e58c62663f8bc22d69af でした。
今日ご紹介する『半沢直樹』はTBS系列「日曜劇場」枠で、7月19日から スタートしました。放送時間は、毎週日曜日の21:00~21:54。
2013年の「7月期ドラマ」として放送され、最終回に42.2%の視聴率を出した『半沢直樹』の七年ぶりの復活です。
原作は、池井戸 潤の小説「ロスジェネの逆襲」、「銀翼のイカロス」、「半沢直樹3 ロスジェネの逆襲」、「半沢直樹4 銀翼のイカロス」。
池井戸潤さん原作のテレビドラマは、2015年10月期『下町ロケット』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/8b99a86439ac984ccdb20e4e4af35564 、
2017年10月期『陸王』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/645fe7f787e663c6dbc3663fbebe34e0 、
2018年10月期『下町ロケット』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/01a38af83c7665f0cbe0864729965562 、
2019年7月期『ノーサイド・ゲーム』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/b9973e410f9475f14b54985439097930 の四本を、取り上げています。
脚本は、丑尾健太郎、ほか。
主演は、2013年版『半沢直樹』と同じく、堺 雅人。
堺 雅人さんが主演した作品は、2010年12月公開映画 『武士の家計簿』⇒ https://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/c1727c5b28072705d7793137631eb822 、
2015年4月期ドラマ 『Dr.倫太郎』⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/e17e183c831bacfe94116e17ca47b177 の二本を、取り上げています。
共演者は、香川照之、北大路欣也、片岡愛之助、及川光博、上戸 彩、など、前作からの出演者に、賀来賢人、今田美桜、古田新太、井川 遥、尾上松也、市川猿之助、ほか豪華なキャストが加わりました。
あらすじ:東京中央銀行のバンカーとして活躍していた半沢直樹(堺雅人)。しかし、大和田常務(香川照之)の不正を暴き糾弾したことが原因となり、中野渡頭取(北大路欣也)から、子会社である東京セントラル証券へと、まさかの出向を命じられてしまいました。
こうして出向先の東京セントラル証券・営業企画部長となった半沢。扱う金融商品企画は、どれも銀行時代とは比べものにならないほど小さなものでした。それに加えて、親会社の銀行からは不良案件を押し付けられる始末。さらに、銀行からの出向組に対する、プロパー社員たちの不公平感は、根強いものがあり、反骨心と確執が渦巻いていました。
一方、大和田は、敵対していたはずの中野渡頭取派に華麗に転身、保身のために組織を利用し新たな地位を築いていました。さらに、大和田の忠実な部下である証券営業部長・伊佐山泰二(市川猿之助)もまた、“半沢潰し”を目論んでいたのでした。。。
第3話まで観た感想:このドラマも、当初は、「4月期ドラマ」として4月19日からの放送開始が告知されていました。しかし、新型コロナウィルスの感染拡大によって収録が一時中断、一話も放送されることなく、収録再開を待ち、「7月期ドラマ」としてスタートしました。
しかし、物語では、新型コロナウィルス禍を感じさせる場面は、一切ありません。例えば、度々登場する焼肉屋、居酒屋、小料理屋、のシーンでは“密”の状態です。爽快なストーリーもあり、一時、コロナを忘れさせる効果がありますね。
前作でも、香川照之(市川中車)さん、片岡愛之助さん、と歌舞伎役者さんが重要な役どころを演じていましたが、今作では、さらに、尾上松也さん、市川猿之助さん、が加わりました。
これらの役者さんの、台詞回しと言い、顔芸と言い、分かり易い悪役と善玉と言い、勧善懲悪のストーリーと言い、まさに現代版歌舞伎物語ですね。
歌舞伎の演者は男性だけですが、このドラマも“男の物語”です。主要な役どころの女優さんは、半沢直樹の妻・花役の上戸 彩さん、半沢の部下・浜村瞳役の今田美桜さん、小料理屋の女将役の井川遥さん、くらいです。
これら女性陣の役どころは、男性の妻か、アシスタントか、癒しの女将役などですから。昨今は、働く女性が主役のドラマが主流ですが、『半沢直樹』は男中心で恋愛シーンも殆どない“昭和のドラマ”ですね。
最近のドラマでは、人気アーチストが主題歌を歌ってくれていますが、『半沢直樹』には、ミュージシャンによる主題歌もなく、“無骨なドラマ”を印象づけています。
尚、『半沢直樹』次回第4話は、「半沢の逆襲! ついに暴かれる真相!?」と題して、今日・8月9日(日)夜9時からの放送予定です。
さて、毎回観ている、7月期各局の連続TVドラマは以上の四本ですが、“ミツボシ☆☆☆評価”をすると;
☆三つが、『ディア・ペイシェント~絆のカルテ~』。「ヒューマンドラマ」と「サスペンスドラマ」の要素を持つ「医療ドラマ」ですが、さすがNHKのドラマ。ストーリーが練りに練られていて、ロケにも手抜きをしていない感があります。今後の展開が気になるドラマです。
☆二つ半が、『私の家政夫ナギサさん』。当初は、☆☆☆ドラマかと思いましたが、他三本の“強烈”なドラマと比べると、ホンワカし過ぎてしまい、☆半分評価を落としてしまいました。
同じく、☆二つ半の『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』。石原さとみさん始め、魅力的なキャストが揃っていて、ストーリーもテンポがあるのですが、スポンサーに調剤薬局チェーン店や製薬会社が名を連ねているのが気になります。
☆二つが、『半沢直樹』。おそらく、視聴率では四本の中で一番になるでしょう。面白く楽しめるドラマですが、少々時代錯誤的なドラマになっているので、☆☆としました。
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