ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
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別れの朝

2009年11月16日 | 昭和諳心




別れの朝 / 世良公則


別れの朝ふたりは
さめた紅茶のみほし
さようならのくちづけ
わらいながら交わした

別れの朝ふたりは
白いドアを開いて
駅につづく小径を
何も言わず歩いた

言わないでなぐさめは
涙をさそうから
触れないでこの指に
心が乱れるから

やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた

言わないでなぐさめは
涙をさそうから
触れないでこの指に
心が乱れるから

やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた


作詞 / なかにし礼
作曲 / Udo Juergers






■ 昭和譜心 ■


愛嬢に
無理強いが
できるほどの自信が
なかったことは言うも愚かだし
遠距離が原因とするのは言い訳になる
かといって、ズルズルいくのは未練がましいもの
来るか来ないか ・・・ 男らしく訊ねてみた
朝、何も言わず駅まで歩いた二人
もう二度と逢うことはないと
互いに感じとれた
「別れの朝」
だった


第五大成丸