『 いちご白書 』 をもう一度 / バンバン
いつか君と行った映画がまた来る
授業を抜け出して二人で出かけた
哀しい場面では涙ぐんでた
素直な横顔が今も恋しい
雨に破れかけた街角のポスターに
過ぎ去った昔が鮮やかによみがえる
君もみるだろうか 「いちご白書」 を
二人だけのメモリィー
どこかでもう一度
僕は無精ヒゲと髪をのばして
学生集会へも時々出かけた
就職が決って髪を切ってきた時
もう若くないさと
君に言い訳したね
君もみるだろうか 「いちご白書」 を
二人だけのメモリィー
どこかでもう一度
二人だけのメモリィー
どこかでもう一度
作詞 作曲 / 荒井由実
1975
■ 昭和譜心 ■
淡い
というよりも
少しほろ苦く切ない
青春の1ページを感じうる
私より少し年上世代のサウダージ
歌詞にある “就職のために髪を切って” に
反発していたわけではないけれど
リクルートせずにフリーを
選んだ自分がいた
ことは事実
だった
第五大成丸