本当に、
阪神タイガースの今年の闘いが終わってしまいました。淋しさと虚しさが ・・・
CS(クライマックスシリーズ)
“見ないかもしれない” と言っておりましたが、3試合ともガッツリ見てしまいました。
いつもはテレビの前で 「にわか評論家」 として活躍?する私ですが、さすがに、
このシリーズは黙ってジッと見入ってしまいました。というより、ここまでくると、何が
良いとか悪いとかを試合中に喚いても何も変わらないと悟るものなのですよね。
( 冷静に、ジャイアンツやドラゴンズとの違いを分析できた気がします ・・・ )
常々、
野球やサッカーの戦略が、仕事にも繋がる要素が大きいと私は感じています。
阪神(タイガース)が好きなのは、元々、アンチ巨人(ジャイアンツ)から始まった
わけで、純粋なファン(サポーター)と言えるかどうか。逆に言えば、本気で
強くなってほしいと考えて応援してきたかどうかも定かではありませんでした。
( これまでは客観的で過去形でした。すべてが ・・・ )
しかし、
今年の闘いを見て、なぜか、来年からは本気で応援するかも ・・・ と思ったのです。
過去、何のビジョンも戦略も持たず漫然と試合をしていたチームがタイガースでした。
長年、熱烈なファンに支えられ(甘えて)、揺るぎない人気に胡坐をかき、毎年、同じ
ことを繰返してきた訳ですが、野村監督、星野監督、金本や新井といった外からの
熱い血を入れたことで、ファンを超えた世間からもチームの存在価値を問われ
出したような気がします。
要は、
ヘタをすれば、金をばらまいて選手を漁る 「読○ジャ○ア○ツ」 と何ら変わらなく
なってしまうという危機感です。球団の経営陣にあるかどうかはわかりませんが、
少なくとも、現場には芽生え始めているような気がします。野村監督や星野監督
とは少しカラーは違いますが、岡田監督の野球には美学がありました。そう、選手
を最後まで信頼して使うというスタンスの 「岡田ブランド」 です。
こう言うと、
一見、“選手任せ” と取られがちですが、そうではありません。監督自身が信用
していない(信頼できない)選手をベンチに入れて試合に出すことはありません。
言い換えれば、監督が人選し、ベンチに入れてラインナップに組み込んだ時点で、
その選手に対する信用や信頼は、監督自身の意思表示だということです。それを
岡田監督はずっと貫き通したのです。
まあ、
他球団の話で申し訳ないですが、今年もあったかも ・・・ 高い金を積んで獲って
きた主力クリーンナップ選手に犠牲バンドのサイン ・・・ そんな監督もおられるわけ
ですが、それは選手を信頼していないというより、自身の考えにブレがあるということ
ではないでしょうか。現役時代、4番を打っていた監督が4番バッターに犠牲バンド
のサインを出すというのは ・・・
( 勝てばいいのか?それとも、現役時代の仕返し?愛を語る前にすることが ・・・ )
ほんまに
“勝てばいいのか?” という素朴な疑問がわいてきます。さて、他球団の話はさて
おき、これからの阪神タイガースというチームはどうあるべきなのか、また、どこを
目指すべきなのか ・・・ その答えが今日の試合で見えたような気がします。ここに
きて、岡田監督続投を望む声が上がっていますが、それも論外です!誰かが常に
答えを持って、手とり足とり教えなければ何もできない、という体質では、いつまで
経っても強いチームにはなりません。
また、
フロントが現場の声を聞かず勝手に舵を取ったり、逆に、丸投げして逃げ腰になる
ようなこともチームの後退につながります。もちろん、新しい監督やコーチの姿勢も
重要なポイントになりますが、やはり、一番大きいのは、選手とファンの毅然とした
姿勢だと思います。選手個々は、自身がどんなチームでどんな選手になりたいのか、
また、ファンはタイガースにどんなチームになってほしいのかというメッセージを常に
発信すべきです( 強い意志が強いチームをつくる )。お揃いのハッピを着て、メガホン
持って、“勝った負けた” と一喜一憂して、騒いで終わるという表面だけのファンは
そろそろ卒業し、チームの将来に愛情を持って応援すべきではないでしょうか ・・・ 。
総評
というわけではありませんが、ペナントレースで大逆転されたことは大きな反省
材料になるとして、このCSの第1ステージでの1勝2敗の要因は何だったのか?
私なりに思うに、全ての面(対戦成績や防御率などの数字)で有利だったはずの
阪神が勝てなかったのは、データ分析から始まって、自軍と相手チームの選手
のコンディション等の洞察力から判断した選手起用、作戦面でのシミュレーション
と進む中で、イマジネーションが足りなかったと感じます。要は、敵将の落合という
監督のすごいところは、ゲームシミュレーションに自身のイマジネーションを組み
込むということができる ・・・ 早い話、ベンチでゲームを創造できる監督だという
ことです。タイガースや岡田監督が劣っていたのではなく、落合の眼力に負けた
という面も少なからずあったのではないでしょうか。
もちろん、
9回、球児(藤川)のウッズに対する投球(カウント2-3からど真ん中ストレート)で
ホームランを打たれて負けたと思われる方も多いでしょうが、それは結果論です。
結果論(たられば)で言うなら、球児が出るまでに3点取っていれば勝っていた
わけです。大事なのは、勝負を決するステージを事前にどう積み上げおくかです。
岡田監督が9回に球児を出したのは、岩田が不安だったからではなく、9回裏
サヨナラゲームで勝ちにいったわけですよね。要は、打撃陣に暗黙のプレッシャーを
与えたわけです。ポイントはここだと思います。来年、勝って強いチームにする
ためには、勝負どころをハッキリさせるのと同時に、事前に仕込んでおくべき
ポイントを共有する仕組みの構築が必須です。今年に関しては、肥やしだと思い
少し我慢が必要です。来年、監督が仕掛けなくても選手個々が事前に事前に
察知・準備ができれば勝てるはずです。そうなれば、誰が監督でも強いチームに
なる可能性はあります。
気づけば、
また評論家になってしまいました。何はともあれ、「阪神タイガース」 の選手はじめ
首脳陣、そしてファンの皆さん、お疲れさまでした!来年こそ、完全優勝を目指して
気張りましょう(応援しましょう)!
岡田監督、
また、数年後にはユニフォームを着られると思いますが、良い機会(時間)ですので、
見分視野を広げておいてください。次回、監督就任の折には、一層、幅と弾力のある
オモロい采配を期待しております。5年間、大変、お疲れさまでした!!
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