ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

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たとえば 「神戸」 というブランドの価値

2009年11月06日 | 楽時々益




「真のブランド」

地名や地域の名を冠にしてネーミングを施した企業や団体、そして商品群は
日本中に溢れていますが、真のブランドと言えるものはそう多くはありません。
ましてや、歴史があって根強いファンを長らく集めているような、名実ともに
“本物” と謳えるブランドはごく一部ではないでしょうか。そして、そんな強固な
ブランドであっても、幾度となく浮沈を繰り返しながら進んできたはずです。

そういう意味では、たとえば、今日生まれたブランドが、1年、10年、50年、100年
と続いていくことで、真のブランドにもなり得る可能性はあるはずです。継続する
こと(していること)で、そのブランドが消費者から信用されるということは、多少
なりともあると判断できます。裏を返せば、最初は派手に打ち上げたけれど、
どんどん尻すぼみになって、いつの間にか消えていった ・・・ こういうフローが
一番信用や信頼を失うのです。

そして、そのことがその商品や企業だけでは済まず、同じ冠の他ブランドをも
巻き込んでしまい、冠そのものの信用・信頼低下にも繋がる場合があります。
だからとは言いませんが、地名や特定の地域を冠にする場合、よほどの自信が
無ければ、近所(同じ冠)を巻き込んで滅んでしまう 「三隣亡」 な存在となって
しまいます。同冠ブランドから信用され、消費者から信頼される 「真のブランド」
となるためには、相当の覚悟と継続が必要だということではないでしょうか。





「ブランドの価値」

たとえば、「神戸」 というブランドの価値は、一般的な認知として低くはないと
判断できます(ハッキリいえば高い!)。その価値判断には、様々な視点での
チェック項目は挙げられるのでしょうが、末端消費者の判断は難しいものでは
なくて、メディア発信から受けるイメージであり、友人知人からの口コミであり、
また、自身がそれを手にした時の優越感であったりが、ブランドの価値を一層
高めていたりするものです。

逆に、支流ブランドであっても、悪いイメージが傍流すれば、信用はアッという
間に崩れ去り、本流へも影響を及ぼしかねません。少し前、飲食業界においても
有名な老舗料亭で、顧客の信用を失墜させる出来事がありました。一つの店舗
が起こした失態で、同じのれんを掲げている他店舗(同族別会社)が大きく影響
を受けたことは記憶に新しいところです。また、記者会見での女将と息子(専務?)
の言い訳も見苦しく、ブランド以上の冠である 「老舗料亭」 という枠にまで被害を
与えた可能性すらありました。

ブランドの価値には、顧客の価値判断もありますが、まず、供給側が大きく重い
冠を付けて商売をしているという自意識の下、シッカリとした責任感と覚悟を持ち、
ブランドの信用向上のため、弛まぬ努力が必要だということではないでしょうか。



■ 楽時々益 ■

作り手の息吹
売り手の鼓動

全く
感じないブランドも
あるのだと気づいた

只々
商品が溢れるほど
流通していると気づいた

時々
ブランド頼り躊躇なしで
購入していると気づいた

何を
ブランドに求めるのか ・・・


第五大成丸



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