ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

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雛祭そしてバースデー

2008年03月03日 | こんたく堵


今日は雛祭です。
そして、末娘の誕生日です。






3月3日
野郎しか居ないような環境で育った私にとって、結婚して娘が生まれるまで
「雛祭(ひなまつり)」 は、生きていく上で無くても差し障りのない日でした。
上の娘が生まれた時には、まだ、お袋(おばあちゃん)が “孫可愛さに雛人形”
というだけだったのですが、さすがに、下の娘が生まれてからは、私の認識も
少し変わったかもしれません。ただ、世間共通の行事(正月やクリスマスなど)に
生まれると、どうしても “一緒くた” にしてしまい、本人はかわいそうですが ・・・ 。

子供3人の誕生日には、それぞれ 「ダメ親父エピソード」 があります。

一番目の子供(長男)が生まれた当時、私は飲食店で朝から夜中まで約16~17
時間働いていました。その為、嫁さんや家の手伝いは全くできず、初めての出産
ということもあり、実家に帰すことにしました。しかし、嫁さんのお母さん(義母)は、
女手ひとつで3人の子供を育てきて、その当時もまだ働いていましたので、私の
実家へ行かせることになりました。今思えば、嫁姑の関係もあり大変だったのだと
思います。( 男はそこらへんも疎いものですから ・・・ )
予定日前に嫁さんから電話がありました。“ 丁度、仕事休みの日にできるかも。 ”
“休みには絶対に帰るわ!” と私は約束しました。しかし、その前の夜(夜中)、
仕事が終わって、同僚から誘われて飲みに ・・・ 家に帰ったのは朝方でした。
爆睡していた私が起きたのは昼頃、お袋からかかってきた電話の呼出音でした。
“何しとんな!(田舎の方言)” お袋が受話器の向こうから大声で叫んでいます。
“何?” ・・・ 私は寝ぼけていました。“生まれとうで、早よ帰ってこいよ!” 私は
顔も洗わず、すぐに実家へ向かいました。夜明け頃に生まれた息子に最初に
会ったのは日も傾き夕暮れを迎えていた頃でした。
( 嫁さんに “ゴメンな!” と一言残して、大阪にトンボ帰りでした。 )

それから約1年、
二番目の子供が生まれた頃、何と、私はプー(無職)でした。
自分の事(スキルアップ)だけを考えて、店(飲食店)を渡り歩いていた時期だった
のですが、“いつまでもこんな考え方(損得)でええのか ・・・” と自問自答をして、
自分の人生観を見つめ直していた頃だったと思います。学生時代から仕事を
していないことが無かった私にとって、初めて遊んでいた(無職の)数ヶ月でした。
長男の時のこともありますし、二番目は嫁さんの実家(近所の病院)で生むことに。
遊んでいる身としては、今回は絶対に近くで見守ってやろうと考えていました。
予定日の前日から嫁さんの実家へ行き、早目に病院へも到着しました。医者から
“もう少しかかりそうですね(明日かも) ・・・” という話があり、義母から着替えを
取ってきてほしいという伝言もあり、私は再び嫁さんの実家へ ・・・ 叔父さんから
“まだか?” と声が掛かりました。“まだみたいです(明日かも・・・)。” と返すと、
“一杯飲むか?” ・・・ 酔いが醒めて病院に向かいました。受付の看護婦さんから
“お父さん、おめでとうございます。” ・・・ また、やってしまいました!
( 嫁さんに一言、“ご苦労さん!?” ・・・ 意外や意外、怒られませんでした。 )

それから約7年、
三番目の子供は、嫁さんの慣れもあり、家の近くの病院を選択しました。
もちろん、私は仕事に出ますので、予定日の2日ほど前にはお袋を呼び、子供たち
の簡単な身の回りのことを頼みました。いよいよ予定日(3/3)です。今回は誰かに
誘われても飲みに行きませんし、家でも飲みません。いつでも病院に行けるような
体制をとってその時を待ちます。病院に到着して病室で嫁さんと話をします。
“大丈夫?” “うん、まだもうちょっとかかるかも” それから1時間後、看護婦さん
から声が掛かります。“まだ時間がかかりそうですし、近いので、電話してからでも
十分間に合うと思いますので家で待っていてください。必ず電話しますから ・・・ ”
そこまで言われると ・・・ お袋と上の子供二人連れて一度家に帰りました。
いくら待っても連絡がありません。日付が変わります。女の子というのが分かって
いましたので、予定日(3/3)に生まれてほしかった ・・・ でも、仕方ありません。
次の日の早朝、家を出て病院に向かおうとすると、近所の奥さん(嫁さんの友達)
から声がかかりました。“おめでとうございます。3/3で良かったですね。” ・・・ ???
意味がわかりません。直ぐに病院へ ・・・ 昨夜、私たちが帰って間もなく生まれた
ようです。また、やってしまいました!看護婦さんの引継ぎミス?のようですが ・・・ 。
( 嫁さんに笑顔で一言、“おめでとう!” ・・・ 夫婦は確実に成長していました。 )

人生には、アクシデントや間違いはつきものです。
これからも予想外や想定外の色々なことが起こることでしょう。
それを自分たちなりに楽しめればよいのではないかと思っています。

ちなみに、今日のケーキですが、
日曜日にネットで調べた近所で評価の高いお店を目指して予約に行きました。
カーナビで住所(目的地)入力、約10分で “目的地周辺です” のアナウンス。
直ぐに見つかりました。店内はお客さんで一杯(さすが雛祭&評判のお店)!
チョコ生クリームのデコレーションケーキを注文しました。お店を出て何となく
違和感が ・・・ よく見ると、お店の名前が違います。目指していたお店と違って
いたのです。今更キャンセルするのもと思い、嫁さんと顔を見合わせて
“まあ、ええか ・・・ ” 思わず笑ってしまいました。車に乗り込みバックすること
数メートル、目指していたお店を発見です。しかし、そのお店にはお客さんが
全くいませんでした。結果、今日のケーキは甘さ控えめで非常に美味でした!
結果オーライ!です。間違いも予想外もたまにはプラスに転じるものですね。

“まんざら捨てたものではない” と言いますが、
それは、捨てていないから “まんざらでもない” のでしょうね。
人生も捨てなければ、“まんざらでもない” ものですよ!



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2 コメント

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こちらこそ、ありがとうございます (第五大成丸)
2008-03-05 02:10:17
mamekichiさん
 
コメントありがとうございます。
たまたま車ネタから訪問させていただきましたが、
わが家の息子(長男)も病院には通ってないまでも
軽いうつの状態が約2年前からあります。当初は
近親者にそういった症状の人間がいなかったので
戸惑いました。ここ最近になって漸く、私自身が
その症状を理解できるようになってきた気がします。
 
慣らし運転は、車の特徴やクセを見ながら自分が
その車に慣れるために行なうものだと思います。
“マイペース”で慣らし出勤をなさってください。
 
返信する
コメント、ありがとうございました (mamekichi)
2008-03-04 20:00:38
mamekichiです。コメントありがとうございました。ひな祭りにお嬢様の誕生日というのは、よろしいですね。おめでとうございます。
私は、うつ病丸3年で、休職2回という身です。3月から、復帰ということで、慣らし出勤中です。
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