ラグの「素直に生きれば人生は楽しい」

主に人生の歩き方について「人生お弁当箱診断」など
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姫路菓子博2008

2008年05月06日 | 楽時々益

 




実家へ帰ったついでに
「姫路菓子博2008」 へ行ってみました。
( 正式名称 : 第25回全国菓子大博覧会・兵庫 )
予想以上の入場者数?・・・!
予想範囲の内容不足!・・・ ???





「大阪万博(EXPO’70)」 以降、
こうした博覧会等の大きなイベントで “良かった!” “期待以上” という声が段々
少なくなっていると感じます。裏返せば、“イマイチ!” “期待外れ” に感じる人が
増えているのでしょうか。もちろん、それは美味しいものを一度食べると、不味い
ものが食べれない、もっと美味しいものが食べたくなるという人間の欲求と同じで、
右肩上がりでその欲求を満たしてくれることへの勝手な期待感かも ・・・ 。

ただ、素直に求めている部分(当然の期待感)が裏切られると、やはり不平や
不満が爆発することがあるのは事実ですし仕方ないとも感じます。大切なのは、
支障やクレームを防ぐことばかりに神経を使うより、主催者側がイベントの趣旨を
明確に打ち出し、その趣旨を関係者スタッフがちゃんと理解した上で運営できるか
どうかではないでしょうか。それがハッキリしていれば来場者(お客様)も前向きに
捉える人が多いものだと私は思います。

今回の菓子博、私の育った街(実家がある街)で行なわれるということで、
1年ほど前から情報があり気になっていました。お菓子の博覧会ということで、
「見る(観る)」 「買う」 「食べる」 という内容は想像に難しくなかったのですが、
博覧会の目的やテーマは ・・・ と気になりました。


【 開催目的 】
 ・ 菓子業界の情報を発信する
 ・ 菓子産業等の振興発展に寄与する
 ・ 商業、観光などの地域産業の振興、および地域の活性化に貢献する
【 テーマ 】
 ・ 姫路城で花開く平成の菓子文化
【 理念 】
 さりげない人と人との関わりの中で、菓子は「こころ」を伝えます。歴史と地域に
 育まれた数々の菓子には、創り手の「心」と「技」が込められています。人と人、
 心と心をつなぐ菓子の文化が、大きな可能性をもって、未来に羽ばたくことで
 しょう。今、姫路から、日本から、広く世界へと伝えていきたい、平成の菓子文化。

と、公式HPページの開催概要にはありました。
まあ、何と固い表現でしょうか。パンフレット(姫路菓子博ガイド)には、

 姫路菓子博2008はビックリするほどの「おいしさ、楽しさ、うれしさ」 がいっぱい。
 「ときめきの舞台」 「創造の舞台」 「交流の舞台」 の3つの舞台が、それぞれの
 仕掛けで、みなさん底知れない 「おいしさ・楽しさ・うれしさ」 を与えてくれること
 請け合いです。さあ、どうぞ素敵な散策へとお出かけください。

というヘッドとリードのコピーが付いています。そして、大きくて見易い会場MAPも
付いており、ブースの違いや大まかな展示や販売の内容は事前にわかるように
なっています。その他、パンフにはイベント情報や地元協賛の企業広告などが
記載されていて、地域密着の部分も含めた 「地方イベント」 の色合いはそう悪くは
ありません。ただ、思った以上(予想以上)の反響(入場者数)があったのせよ、
基本的な部分で苦言を呈すれば、人気のパビリオンへの入場制限含め、“ただ今
の待ち時間は3時間(180分)” という表示のみが大きく、また、飲食や物販ブース
の販売所でも、“ここが最後尾” というプラカードのみが目立ち、その誘導に従え
とばかりの態度は如何なものか。どこの部分で 「おいしさ・楽しさ・うれしさ」 を
感じればよいのか ・・・

この菓子博だけに限りませんが、人気のパビリオンに入るために3時間待って、
ようやう入場できたかと思えば、中では、スタッフがハンドマイクで “立ち止まらない
ようにして前にお進みください” “危険ですから ・・・ ” “写真・ビデオ撮影は ・・・ ”
という指示や注意喚起のアナウンスをうんざりするほど聞いて、ゆっくり見れない
まま、数分で外へ ・・・ そこそこ腹が立ちます(ストレスが溜まります)。この感覚、
何とかならないものでしょうか(もっとできるでしょう!)。他のブースで無料でやって
いる大道芸、なぜ、長蛇の列をなしている入場待ち客前に出張サービスを行なえ
ないのか。それから、当然、広告を認めてですが、地元企業や学校・病院(老人
施設)などに協賛してもらえば、もっと簡易の休憩所、椅子やテーブルなどを用意
できるのではないでしょうか。地域的な文化の振興や活性化を語るのであれば、
休日は無理だとしても、平日に市内の小・中・高校生をボランティア(職業体験)
として参加させてみるということもできるのではないでしょうか。難しい問題はある
とは思いますが、一部の方の自己満足や儲けだけで終わってしまうようなイベント
はもう振り向かれないような気がします。今後、地方や業界活性化で行なうような
イベントには、上辺の計画や収支試算だけでなく、本当の意味でテーマに沿った
運営が求められるのではないでしょうか。そういう時代だと私は感じます。





国宝で世界文化遺産の 「姫路城」 はやはり “綺麗” です!
地元に住んでいる時には、たいして何も感じなかったのですが、地元を離れて
時々しか見れないようになり、その良さを素直に認められるようになったのかも
しれません。まるで、親に対する気持ちと同じように ・・・ 。

(パビリオンへは最初から待ってまで入る気はなかったので)
会場は “一回りして終了” ですが、「姫路駅そば【えきそば】」(まねき食品) が
調理販売されていましたので、これだけはもう一度戻って並んで食べました。
私にとっては、子供の頃の “懐かしい味” の一つです。JRの姫路駅構内(プラット
ホーム)にあり、電車(昔は国鉄で “汽車” と言ってました)に乗る前の “立ち食い”
です。麺と出汁のバランスが良いのか悪いのかわからない微妙で独特な味が
旨味だった、というのが私の印象です。今回、少し普通に旨い味になっていた
ように感じました。個人的には、もう少しクセのあった味のほうが ・・・

姫路では、どこへ行くにもクルマで移動する派なのですが、今回、実家から
久しぶりに山陽電車で移動してみました。姫路駅から会場(姫路城周辺)まで
歩いてみたかったからです(嫁さんと子供も付き合せました)。雨が降りそうだった
こともあり、「大手前通」 を歩かず、「御幸通り(商店街)」 を北へ向かいます。
さすがに、朝9時頃でしたので開店準備のお店が多かったのですが、会場に
近づくほど昔からやっている(お年寄りがいる)お店が多いせいもあってか、
菓子博協賛のノボリをなびかせて営業していました。折りたたみの傘を一つ買い
会場へ向かいました。帰り道は、「小溝筋(商店街)」 を歩きました。一時、寂れて
終わりかけていましたが、若者が寄れるお店がちょこっと増えてました。なかなか
おもしろそうなお店もありました。今度帰った折りには、是非、市場調査を兼ねて
寄ってみたいと思います。

地方ほど、もっと、若者が前に出て意見を述べ行動しなければいけない、そういう
時代になってきている気がします。伝統や文化も、ちゃんと若者が継承して守って
いくべきです。もちろん、知らないことは聞くべきですが、年長者からの請負だけ
では守れないものもあるはずです。若者目線で良いと思います。ちゃんと先を
見据えているのであれば ・・・ 。



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